会計求人TOPICS

会計業界で働く人と、目指す人の業界トピック

会計求人プラスに戻る

公認会計士の試験を独学で合格するには?効率的な勉強法3ステップ!

2020/10/16

時間や費用の関係で専門学校に通ったり通信講座を受講したりできない場合でも、よい教材を選び、計画的に効率よく勉強すれば独学でも資格取得は可能です。とはいえ、公認会計士のような難関国家試験でも独学は可能なのでしょうか?

独学でも合格の可能性はあるというのであれば、受験資格の規定がない公認会計士は資格取得のチャンスが大きく広がります。
ここでは、独学で公認会計士の試験に合格するための勉強法をご紹介します。

独学で合格を目指す!そのメリットとデメリットは?

独学で合格できるかを考える前に、独学で合格を目指すことのメリットとデメリットについて整理してみましょう。公認会計士の試験を受験するうえで考えられるメリットとデメリットは次のとおりです。
<メリット>

  • 市販の教材やWeb情報をもとに勉強するため、授業料を払って勉強するのと比べるとコストを抑えられる。
  • 自分の生活環境に合わせて好きな時間に勉強することができる。
  • すき間時間をうまく使えれば忙しい人でも勉強時間を確保することは難しくない。

<デメリット>

  • わからない点があっても質問する相手がいないため、疑問を解決するのに時間がかかる。
  • 自分が得た情報が正しいのかどうか、新しいか古いかなどの確認が難しい。
  • 意志が強くないと挫折しやすい。
  • 論文式試験の答の書き方が合格レベルに達しているかの確認が難しい。

このように独学にはメリットとデメリットがありますが、メリットとデメリットがあるという点自体は専門学校に通う場合も通信講座を受講する場合も同じです。
公認会計士の試験を独学で合格することは不可能ではないですが、難易度が高い上に資格専門学校生が多数受験するため、独学で乗り越えるには相当の時間と労力が必要になります。
その覚悟を持った上で、他の選択肢を選べない場合には独学を選ぶことも考えてよいでしょう。

公認会計士資格取得に向けて!学習スタイルは何がある?

ここでは公認会計士試験の受験勉強について学習スタイル3つをご紹介します。

1.独学
まずは先ほどからお話している独学です。数は少ないですが、独学で合格していかれる方はきちんといます。
とにかくマイペースに勉強したいという方にはおススメです。

2.専門学校に通う
次に一番の王道スタイルである専門学校に通うというスタイルです。多数の方はこの方法を取ります。
メリット・デメリットは次の通りです。

<メリット>
時間が決まっているので勉強時間を確保しやすい
試験のポイントを抑えながら勉強を進められ、わからない点は講師に質問できる
情報の更新が早く、受験に必要な法改正などの情報収集の時間がかからない
受験勉強の仲間ができる
自習室があるため、集中できる勉強場所を確保できる
模試などは本番さながらの緊張感で受けられる

<デメリット>
専門学校代は安くない
校舎にライバル意識の強すぎる受講生がいるケースもある
勉強時間が決まっているため、スケジュールの確保や移動の時間・費用が必要

3.web授業・DVD授業などの通信教育
最後に、web授業・DVD授業などの通信教育です。一人の方が勉強しやすいけれど、講師に質問したい、模試の採点はお願いしたいという方におススメです。
メリット・デメリットは次の通りです。

<メリット>
PCがあれば好きな時にいつでも、どこでも学習できる
勉強する時に周りに気を遣う必要がない
特定の場所で受講する必要が無いため、移動の時間や費用を省略できる

<デメリット>
通信教育代は安くない
試験のポイントを抑えながら勉強を進められ、わからない点は講師に質問できる
情報の更新が早く、受験に必要な法改正などの情報収集の時間がかからない
受験勉強の仲間ができず、独りで試験に向き合う必要がある
決まった勉強時間がないため、自分の意思が弱いと勉強する機会がなくなる

効率的な勉強法1.市販のテキストで問題の理解から

どんな資格試験でも、文章で書かれた問題を解く場合には問題文の意味を正しく読み解く力が必要です。何が書かれているかが理解できなければ、正しい答えを導くことができません。独学の場合、最初に苦労するのは専門用語がたくさん出てくる問題文の読解です。専門用語の意味を間違えると問題全体の意味が変わってしまい、正しい答えに結びつかなくなります。

テキストだけを読み続けても具体的なイメージが沸かないため、問題集を早いうちから手元に用意することは必要ですが、いきなり問題を解くのではありません。最初は問題集に出てくる問題文をどう読み解くかという訓練をします。問題を解こうとせず、まずは問題文にはどんなことが書いてあり、どのような質問をしているのかということがわかるようになるまで練習を繰り返しましょう。

効率的な勉強法2.ひたすら過去問を繰り返す

独学者が実践的な力を身につけるためには、過去問を繰り返して解くことが有効です。詳しい解説付きの問題集を選んで解いてみましょう。答え合わせをするときには、解答理由についても確認します。最終的な答えだけではなく、途中の過程についても正しく理解することが大事です。何度も繰り返し勉強しましょう。

ただし、法改正には注意が必要です。自分が受けようとしている試験について、どの会計基準や法律が適用になるかは、公認会計士・監査審査会のホームページでしっかりとチェックしましょう。過去問が出題された時点と現在では解き方や答自体が違っている場合があります。間違ったインプットをしないように十分気を付けましょう。

効率的な勉強法3.予想問題を繰り返し模試にも参加

予想問題は過去問同様に繰り返し行い身につけます。法改正が行われていても、予想問題の場合は新しい法律に準拠した内容で出題されていることがほとんどです。過去問と予想問題の両方を解いた際に矛盾点が出てきた場合、その部分は法改正で違った答えになっている可能性があります。矛盾点を洗い出すことで、独学でも法改正を見落とす確率を減らすことができます。
また、独学で学習を進めているときほど模試の活用は重要です。模試は予備校などで行われるため、自分の実力がどのくらいのレベルなのかを客観的に知ることができます。さらに、本番の試験の傾向に合わせて予備校が作っている問題ですから、どの部分に重点を置いて勉強すればよいかもわかりやすくなります。

モチベーションを維持するには?


独学ではライバルの存在がないこともあり、勉強の進行度合いが自分のやる気次第で変化しやすく傾向があります。

モチベーションも維持しにくいため、1日、1週間、1ヶ月単位で目標を作るのがおすすめです。1日の目標を達成できたら何をする、1週間の目標を達成したら何をするといった具合に、あらかじめすることを決めておくとモチベーションを維持しやすくなります。
ただし、目標達成のご褒美などは勉強とは無関係なものにしたほうがよいでしょう。無理がない程度で特別感のある目標を用意しておくと、モチベーションを保つのに効果的です。

また、合格したら何をしたいのかリストを作成することもおススメです。公認会計士試験に合格した多くの方が監査法人の一員になります。監査法人のお給料は同世代の方と比べると多いケースがほとんどでしょう。例えば、そのお給料で何を買いたいか、何を食べたいか、など表にしてもよいでしょう。モチベーションを刺激するためのものを目に見える形にしておくことをお勧めします。

独学おすすめのテキスト

独学のためには公認会計士試験の試験範囲の重要な論点をきちんと網羅していること、公認会計士試験での重要性が低い部分はあまり厚く触れていないテキストが必要になります。
注意点として、教科書でも公認会計士試験の対策としては不足しすぎていたり、過重すぎたりするテキストを選ばないことが重要です。

1.公認会計士試験 財務会計論の重点詳解

タイトル通り、公認会計士試験の対策として書かれたテキストです。
財務会計論は配点が大きいのでしっかりと対策を練りたいところです。

2.管理会計

公認会計士試験の管理会計の有名人と言えば岡本先生と言われる位に有名な岡本清氏らの著書です。
これ一冊で大丈夫というわけではありませんが、管理会計論の土台を作る1冊です。

3.スタンダードテキスト監査論

元試験委員が作成しています。
やはりこれ一冊で大丈夫というわけではありませんが、独学で公認会計士試験に臨むなら抑えておきたい1冊です。

4.はじめての会社法

こちらも公認会計士試験の対策として書かれたテキストです。
ただし、これ一冊では公認会計士試験に対応できないことに注意し、企業法の勉強をするきっかけの本として利用してください。

5.東京CPA学院の租税法のテキスト
東京CPA学院

租税法は年々必ずと言ってよいほど改正などが入るため、市販の一般教材で独学の合格レベルに達するのはなかなか難しい現状があります。
公認会計士試験予備校である東京CPA学院は講座に申し込まずにテキストだけを購入することができます。租税法に関しては東京CPA学院の租税法のテキストを利用するのが近道と言えるでしょう。

まとめ

ここまで公認会計士試験に独学で臨むことについて説明してきました。
公認会計士試験の合格率は10%前後ということもあり、専門学校に通いつつ数百時間以上を勉強に使っても通ることが難しい難関試験です。今回の記事の中で、独学で合格することがいかに難しいか、しっかりと理解できたという方もいらっしゃることでしょう。
公認会計士試験に合格すれば、大手も含めた監査法人への就職も不可能ではありません。予備校代などの学費を借りたとしても、返すだけの余裕もできるかもしれません。

どうしても公認会計士試験に受かりたいという方なら、独学は避けられるなら避けた方が無難であると言えます。費用の問題で独学を選ぶという方は、相談相手がいるのであれば期間を決めて専門学校に通いつつ勉強することを選択肢として持っても良いでしょう。それでも独学を選ぶ場合、少なくとも回り道になる可能性をしっかりと認識ししておきましょう。

勉強法に関わらず合格の可能性はありますが、時間や費用等の問題がある場合はメリット・デメリットをしっかり把握した上で自分の道を考えるようにしてください。また、一度決めたからといって以降も同じやり方を続ける必要もありません。専門学校に申し込んだが通学する時間が取れなかった、独学で進めてみたが途中で行き詰まった等、状況に合わせて取り組み方を見直していくようにすると良いでしょう。

 

投稿者情報

会計求人プラス
会計求人プラス会計業界専門の転職・就職サイト
会計事務所や税理士事務所での求人情報が豊富な「会計求人プラス」は、あなたとあなたを必要としている企業様を繋ぐ求人マッチングサイトです。
異業種から会計業界へ転職を希望している方をはじめ、これから税理士や公認会計士を目指す方や、今までの税務・会計の知識・経験を活かしてスキルアップしたい方を応援します。

-公認会計士, 公認会計士試験
-, ,