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経理が取得すべき資格とは

経理に役立つ10の資格!転職・キャリア・年収アップのための資格を厳選

2021/05/20

既に事業会社で経理職として勤務している方、これから経理職を目指す方、どちらの方でも経理職でキャリアアップや年収アップを図りたいなら資格の取得がおすすめです。
メジャーな日商簿記以外にも、転職やキャリア・年収アップに役立つ経理職関連の資格は数多くあります。資格取得を目指すメリットは、勉強した内容が日々の実務に活かされ、スキルを磨くことができることです。

ここでは、経理職に関連する資格について、経理職に役立つ資格、会計・税務のスペシャリストやグローバル展開を目指す人向けの資格など、おすすめの資格を10個厳選してご紹介します。

経理に資格は必要なのか?

資格とは、弁護士や税理士などのように一定の職務を行う場合に必要なものです。では、経理の仕事をする上で資格は必要なのでしょうか。また、経理職に転職する場合に、資格を持っていると有利になるのでしょうか。

ここでは、経理の仕事をする上で資格を保有しているメリットについて、掘り下げていきましょう。

転職市場に経理職の需要はあるのか?

事業会社で経理の仕事に従事して経験を積んできた人の中には、転職を考えている人がいるのではないでしょうか。そのような人にとっては、転職市場において経理職の需要がどの程度あるのかということは、気になることだと思います。

経理とは「経営管理の略」で、事業会社にとってはとても重要な部門です。また、事業の規模や業種によって職務範囲が異なるので、経理業務は会社ごとに違いがあり、高いレベルの専門知識やスキルが必要なので誰にでもできる業務ではありません。

したがって、経理職は、転職市場で常に需要が高い職種です。特にコロナ禍においては、その傾向が顕著となっています。

転職の際に資格を持っていると有利なのか?

経理の仕事をする上で、資格は必要ありません。しかし、経理職に転職をする際には、経理関連の資格を持っていると、他の求職者との差別化を図ることができ、面接担当者に「何ができて何ができないのか」ということを客観的に明示する上でも有利に働きます。

さらに、経理未経験者が、経理職に就職したくとも経理職の職務内容がわからず不安を覚える場合でも、経理関連の資格の学習をすることで、経理職の職務内容を知ることができるというメリットもあります。

経理の仕事をするならおすすめの資格

ここからは、経理職関連のおすすめの資格について、見ていきましょう。まずは、経理の仕事をする上でおすすめの資格として、次の6つを順にご紹介します。
・日商簿記検定
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・文書情報管理士
・FASS(経理・財務スキル検定)
・給与計算実務能力検定
・FP(ファイナンシャルプランナー)

これらの資格は、経理の業務に直接役立つ資格です。資格取得だけでなく、資格を取得するための学習も経理職としての自身の実務スキルの向上につながります。

日商簿記検定

簿記の基礎知識や計算能力などを判定する簿記検定試験は、主催者によって「日商簿記」「全経簿記」「全商簿記」の3種類に分類され、企業では「簿記検定=日商簿記検定」として扱われています。

日商簿記検定には、1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5段階があり、最上位級の1級を取得すると、税理士試験の受験資格を得られます。経理職の求人では、日商簿記2級が応募資格とされることも少なくありません。

初級や3級は取得しやすいのですが、転職などに有利になる2級の資格取得をするためには、半年から1年くらいの勉強時間をかける必要があります。最上位級の1級は、合格率が10%前後と超難関ですが、資格獲得すれば会計知識が深まり簿記の高度な専門能力を保有していることを証明できます。

経理に不可欠なMOS

MOSは経理に不可欠!資格取得で転職を有利に進めよう!

PCの普及が進んだ現代日本において、経理職がPCスキル抜きで業務を進めるのは困難になってきています。そこでおすすめしたいのが、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の取得です。

MOSはMicrosoft Office製品の開発・発売元であるMicrosoft社公式の検定試験で、Word(ワード)やExcel(エクセル)といったビジネスでよく使うMicrosoft Office製品の操作スキルを測ることができます。ビジネス界で圧倒的なシェアを誇るMicrosoft Office製品の資格ということもあって、MOSはIT系資格の中では世界で通用する国際資格となっています。厳密にいえば経理の資格ではないのですが、多くの経理職にとって日々の業務でExcelやWordが使えるかどうかは死活問題です。MOSを持っていなくても、実際にこれらのソフトを使えれば問題ないという考え方もありますが、それでもMOSの勉強を通して得られる知識は貴重です。
資格を取得していることのメリットだけではなく、Office製品の機能を理解しているということは、実務にも活用することができるため、資格取得の勉強自体が実務に活かせます。

これまでまったく知らなかった操作方法や便利な機能に気付かされることも少なくありません。ExcelやWordのスキルアップを通して、業務の効率化を図りたい人にはおすすめです。また知名度の高い資格でもあるので、取得しておけば、転職時に自分のPCスキルを証明する上でも有利になります。

レベルは、「スペシャリスト(一般)」と「エキスパート(上級)」があり、試験は毎月1~2回実施されています。合格率もスペシャリストで80%、エキスパートで60%程度と、他の資格に比べても難易度は高くないので、しっかりと対策すれば、取得しやすい資格です。

参考:MOS公式サイト

MOSを取得すると得られる6つのメリット

MOSを保有していると得られるメリットは、以下の6つです。
・パソコンスキルを客観的に証明
ExcelやWordは一通り使えますと伝えても、程度が伝わらないとうこともしばしば。MOSを取得すれば、客観的にスキルを証明することができます。

・試験対策の学習自体が実務スキルに直結
実技試験なので、試験対策の学習過程でパソコンスキルが身につきます。

・業務や作業の効率アップ
機能を使いこなすためのスキルが身につきますので、職場の業務や作業の効率化することができます。

・転職時のPR項目として
企業でのMOS資格の認知度も高いため、取得しているとアピールに効果的です。

・試験結果はすぐわかるのですぐ活用できる
合否の結果がすぐに他判定されるので、取得したその日から履歴書に記載できます。

・世界中で通じる国際資格
世界中で行われている資格試験なので、MOSで認定されたスキルは世界で通用します。

資格としてMOSは経理の転職に有利になる?資格内容を詳しく解説!

文書情報管理士

文書情報管理士は、文書管理のエキスパートのための資格です。世界的にもデジタル化・ペーパーレス化が進む中、日本においてもe-文書法、電子帳簿保存法や電子署名法の整備などデジタル化・ペーパーレス化社会がすぐそこまで来ています。

これからの経理業務にも、ワークスタイルの変革による書類の電子化や個人情報の保護など文書管理の重要性が求められることになります。文書情報管理士とは、オフィスで取り扱う文書や帳票類などのスキャナ保存(電子化)やマイクロフィルム保存(マイクロフィルム化)に関する技術・法律・規格などの知識を検定する資格です。

文書情報管理士には、上級・1級・2級があり、順番に資格取得する必要があり、最上位は上級です。資格は5年ごとに更新され、検定試験は年2回実施されます。

近年の合格率も各級とも70%~90%程度で難易度も高くありませんので、きちんと対策すれば取得しやすい資格です。文書情報をマネジメントする専門家として、転職の際に他の求職者との差別化が図ることができ、アピールにつながります。

FASSは経理の転職に役立つ!日商簿記検定とは何が違う?

経理職としての実務能力をアピールしたい人におすすめなのが、FASS(経理・財務スキル検定)です。比較的新しい検定試験ですが、大企業が導入していることもあり、認知度がアップしています。

FASSは経理・財務関連の実務能力を測るために開発された検定試験で、日商簿記検定よりも実際の実務スキルが正確に反映されるという特徴があります。また「税務」や「資金」といった日商簿記ではカバーしていない分野のスキルも測定できます。

FASSの取得によって経理・財務関連の業務一般で要求される能力を客観的に証明することが可能です。またFASSで問われる問題は日商簿記よりも実務で扱っている内容に近いため、勉強した内容が直接業務に役立つというメリットもあります。そのためFASSのスコア向上を目指すことは、そのまま自分の経理職としての実力を磨くことにつながります。実際、FASSのスコアと年収や役職の間には密接な関連性があることがわかっています。

スキルの測定精度の高さから、企業間でのFASSの評価は年々評価が高まっています。内部統制の重要性が認識される中、企業では自社の経理・財務関連のスキルを客観的に証明する必要が出てきているのです。こうしたことから人材の採用や社内教育にFASSを導入する企業も増えています。

FASS試験は、5段階のレベルに分類されていますが、高い経理・財務スキルがあると評価されるレベルAを取得できれば、キャリアアップや転職に有利になります。難易度は、日商簿記2級と同程度で、資格取得に必要な勉強時間は数か月~半年程度です。

FASSは経理の転職に有利なのか?レベルAを獲得するための勉強法とは

給与計算実務能力検定は経理実務のプロを証明する資格!

給与計算関連の実務スキルは、経理職にとって必須のスキルといえます。その給与計算に関するスキルを測ることを目的とした検定試験が、給与計算実務能力検定です。

給与計算実務では、給与計算のほかに社会保険や税務といった関連した諸手続きも必要になります。そのため、正確に給与計算業務を行うためには、社会保険や税法、労働法などに関する幅広い知識が求められることになるのです。

給与計算実務能力検定では、これらの業務に必要不可欠な知識を体系化して学ぶことができ、実際の実務スキル向上につなげることができます。給与計算実務はさまざまな分野の知識が要求されるだけに、意外と複雑です。勉強を通して、実務そのものへの理解が深められるのは大きなメリットといえるでしょう。

給与計算業務はどの職場でも発生する業務ですので、給与計算のできる人材はどこにいっても重宝されます。人事・労務業務のプロとして、職場や採用担当者からの評価も期待できる資格です。給与計算実務の経験がある人であれば、特に2級については短期間での合格が期待できます。経理系の資格の中では取得しやすい資格ですので、比較的気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

給与計算実務能力検定とは?経理の仕事にメリットだらけ!?

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)は、「くらしとお金」に関する幅広い知識を活かして相談者を支援する専門家のための資格です。そのために、税金、不動産、金融、保険、住宅ローン、年金、教育資金、投資、老後の生活設計、相続など幅広い知識を学習しなければなりません。

FP には、国家資格である「FP技能士」と民間資格である「AFP」「CFP」があります。FP技能士には3級・2級・1級があり、上位級は1級になります。一般的に評価される2級FP技能士の難易度はそれ程高くなく、100時間程度の勉強で取得できる可能性があります。2級FP技能士に合格すれば、日本FP協会の認定研修の受講・登録だけでAFPを取得できます。CFPは国際的にも評価される世界標準資格です。

FPは、総合的な資金計画を立てられる実用的な資格なので、お金を取り扱う経理職に関連する資格です。2級FP技能士を保有していれば、転職時にも有利になります。

会計・税務のスペシャリストを目指す方へおすすめの資格

続いて、会計・税務のスペシャリストを目指す人へのおすすめの資格として、次の2つを順にご紹介します。
・税理士
・公認会計士

これら2つの資格は、経理・会計の職種の中でも、取得できたらすごいと言われるような最難関の国家資格です。これらの資格を保有することによって、将来のキャリアプランの幅が大きく広がる可能性があります。

税理士

税理士は、国家資格であり、資格取得すれば独立開業もでき、企業内でも会計や税務の専門家として高収入が期待できます。税理士資格を保有していれば、事業会社の経理部門や会計事務所・税理士法人などへの転職にも有利です。

税理士試験は、国家資格の中でも最難関の部類に入ります。税理士資格を取得するには5教科すべてに合格する必要がありますが、一度合格した科目に有効期限はないので、1教科ずつ受験することもでき、働きながら毎年少しずつ合格科目を増やすこともできます。転職時には、会計学や法人税法関連に合格しているだけでも評価され有利となります。

税理士試験の1科目の合格率は、どの科目も10%~20%前後です。一般的に税理士合格者の平均勉強年数は非常に長くなっていて5年~8年程度かかる方が多いようです。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表が適切に表示されているかをチェックして、アドバイスする監査・会計の専門家のための国家資格です。通常は、監査法人などに勤務し、大手企業の監査などに従事します。また、税理士と同様、社会的信用力があり、資格取得すれば独立開業も可能で、企業内で組織内会計士として高収入が期待でき、当然転職にも有利です。

公認会計士試験は、国家資格の中でも弁護士・医師と並んで3大最難関資格です。公認会計士試験は、短答式4科目、論文式6科目です。一般的に公認会計士合格者の平均勉強時間は、3,000時間~5,000時間程度で、資格取得には数年かかります。

税理士試験と公認会計士試験の難易度とは?どれほどの時間を勉強すれば合格できる?

グローバル展開を視野に入れている方へおすすめの資格

最後に、外資系の企業への転職や海外進出などグローバルな展開を目指す人へのおすすめの資格として、次の2つを順にご紹介します。
・BATIC(国際会計検定)
・USCPA(米国公認会計士)

経理の仕事の幅を広げるBATIC

BATICが経理の仕事の幅を広げる!資格の中身を徹底解剖!

すでに日商簿記2級を持っているが、さらにできる仕事の幅を広げたい…そんな人と相性がよい資格がBATIC(国際会計検定)です。英語と国際会計に関するスキルを問うBATICは、グローバル化の時代にふさわしい、経理・会計実務を英語で行える人材の育成を目指しています。

海外に取引先や支店・支社のある日本企業や外資系企業で働くビジネスパーソンにとって、英文の財務諸表を読み解く力や国際会計基準の知識は必須といえるものです。BATICの受験を通してこれらのスキルが身につけば、経理や会計職に携わっている人の就職・転職時の大きな武器になります。

BATICの試験内容は日商簿記検定と相性がよく、2級以上の取得者であればスムーズに学習を進めることができます。日商簿記検定で得た知識をベースに、スキルアップしたい人にはおすすめの資格です。また、BATICの受験は将来USCPA(米国公認会計士)の取得を目指している人にもメリットがあります。

USCPAの試験科目のうち、FAR(財務会計)についてはBATICの試験範囲との間に重複する部分が多く見られます。そのためBATICで高スコアをマークすることは、あとでUSCPAの勉強をするときに有利に働くと考えられるのです。

グローバルな時代だからこそ!BATICはこれからの経理業務に不可欠!

USCPAで経理の転職が有利に!?次代を担う経理職はあなたかも!

ビジネスの世界で国際的に通じる資格といえば、USCPA(米国公認会計士)抜きには語ることはできません。今回ご紹介した資格の中でも取得が難しい部類の資格に入りますが、その分だけ得られるリターンも大きいです。国際会計のプロとして、幅広い分野での活躍が期待されます。

USCPAの取得にあたっては、国際的な会計基準であるIFRS(国際会計基準)とUSGAAP(米国会計基準)の知識、さらに一定のITスキルや英語力も要求されます。米国の国内資格ではありますが、これからのビジネスパーソンに求められる専門性、および語学とITというビジネス界必須の教養が身につくことから、権威のあるビジネス系資格として国際的に認知されています。世界に通用する人材を目指すなら、取得する価値は十分にあるといえるでしょう。

国際的に評価されている資格だけあって、取得後の進路も魅力的です。国内企業の経理・財務部門や金融機関だけでなく、海外の会計士事務所など海外で働く道も開けます。国境に関係なく、どこでも働ける専門性の高さはUSCPAの大きな魅力です。経理職としてはもとより、ビジネスパーソンとして大幅なキャリアアップが期待できます。

USCPAの資格はどんな資格?経理職の転職に役立つ?

まとめ

経理職・会計職にとって、さまざまな資格を取得することは自分の実務能力を証明し、職場から良い待遇を勝ち取るためには欠かせないものです。実際に職務をこなす上では実際のスキルや経験も重要ですが、初対面の人にそれをアピールするためには客観的な裏付けがあった方が有利になります。

基本の経理・財務関連のスキルやPCスキルなど求められる能力は無数にあります。将来のキャリアプランを考慮しながら、自分に必要なスキルを得られる資格を探しましょう。
資格を取得することで、転職の際にアピールできるポイントが増えることにも繋がります。将来的なキャリアアップ、キャリアチェンジも踏まえた計画を建てることも重要です。

また、既に取得されている資格や、スキルを活かして転職をしたいと考えられた場合は、会計業界に強い転職サービスをご利用されることをおすすめいたします。
経理職での経験、スキル、資格などの細かなご経歴を理解している専門のサイトで転職先を探すことは、最適な転職をする上での一番の近道になるかと思います。

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