
ブラックな会計事務所とは?その特徴や見分け方を徹底解説
2025/06/02
どの会計事務所で働くかは、その後のキャリア形成にも関わってくるので慎重に考える必要があります。せっかく就職・転職をしてもすぐに辞めてしまってはそれまでの時間や労力が無駄になりますし、誰もが避けたいはずです。
会計事務所でも一般の企業と同様に、たとえ業務内容や給与面の条件が良く見えても、残業過多など「いわゆるブラックな職場だった」「思っていたのと違った」ということもあり得ます。「働き始めてから細かいところは考えよう」ではなく、事前に自分なりの確認したいポイントは見極めておくことが大切です。
ブラックな会計事務所に入所してしまうことを避け、落ち着いて長く働ける環境に身を置けるようにするためには、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。この記事では、会計事務所のブラックな特徴や見分け方をご紹介します。
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コンテンツ目次
ブラックな会計事務所の特徴
ここではブラックな会計事務所の特徴をご紹介します。
残業が極端に多い
残業が多い会計事務所はブラックの可能性があります。確定申告期限がある3月や、企業の年度末決算が集中しやすい4-5月に残業が多くなるのは業界として仕方ないことかもしれません。しかし、それ以外の時期にも業務量がほとんど減らず常に納期に追われていたり、月平均で20時間以上の残業が発生している会計事務所はすこし注意したほうがよいでしょう。
その見分け方としては、求人票のみなし残業が20時間以上かどうか確認する、口コミサイトなどで無茶な残業が行われていないか確認するのが有効です。
所長がワンマン気質
ワンマン気質な所長の会計事務所はブラックの可能性があります。個人または小規模の会計事務所では意思決定が所長一人で行われるため、業務の進め方やクライアント対応など、すべて所長の判断に依存することになります。そのような職場では現場の意見は反映されにくいということがあったり、トップダウンで指示が下りてきたりすることがあります。
所長の気分や考え方によりコロコロと仕事の方針が変わったりすると、作業のやり直しが頻発し、効率が悪化してしまうこともあります。
また就業規則や業務フローが整備されていない事務所もあり、最善の手を打つのではなく所長の「鶴の一声」で対応が決まってしまい、勤務時間や休暇取得の可否も所長の裁量に左右されてしまうといったケースもあります。
所長がワンマン気質かどうか見極める方法としては面接などでしっかりと所長の人柄を確認したり、就業ルールや仕事の進め方を聞いたりすることで大凡の判断ができます。また可能であればすでにその職場で働いている人から話を聞いてみたり、口コミサイトで職場の雰囲気を確認したりすることも有効です。
定着率が悪い
離職率が高い職場はブラックの可能性があります。離職率が高いということは、何か問題があって長く働き続けるのが難しいために人が辞めやすい職場かもしれません。その見分け方としては、転職エージェントや面接などで平均の勤続年数などを確認してみるのが有効です。
給与水準が極端に低い
給与が相場とくらべて極端に低い会計事務所はブラックの可能性があります。その見分け方としては、入所前に月給の額面のみならず、残業代や賞与の支給ルールや実績についてもしっかり確認しましょう。また「未経験者OK」といった求人には給与が著しく低く設定されているケースもあるので注意が必要です。
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入社希望の会計事務所がブラックかもしれないと思ったら…
入社希望の会計事務所がブラックかもしれないと思ったら、転職エージェントをうまく活用することをおすすめします。転職エージェントは、転職先の離職率や定着率のデータを持っている場合がありますし、他の応募者のときにどうだったかなども教えてもらえることがあります。
また待遇面など気になるときには転職先との間に入って交渉してもらうことができる場合もあります。
ずっと求人を募集している会計事務所はブラック?
ずっと求人を募集している会計事務所は、常に人手不足な状態である可能性もあり、ブラックであるケースもありますが、必ずしもそうとは限りませんので注意が必要です。
継続的な求人には、「ネガティブな理由」と「ポジティブな理由」があるからです。それぞれ以下で詳しく解説します。
ネガティブな理由
上述のブラックな特徴のある会計事務所で述べたとおり、スタッフが次々と辞めていくため常に人手不足の可能性があります。そうなると常に求人を出し続けなければならない状況が常態化していることになります。人の出入りが激しい会計事務所には何らかのネガティブな理由が潜んでいる場合があります。
ポジティブな理由
近年は大型化する会計事務所も多く、事業拡大などのポジティブな理由により積極的に採用募集をかけている可能性もあります。
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ホワイトな会計事務所の特徴
ここではホワイトな会計事務所の特徴をご紹介します。
税理士受験生の合格実績がある
税理士受験生の合格実績があればホワイトな会計事務所である可能性が高いです。働きながら税理士を目指す人は多いですが、勉強時間を確保するためには働き方が重要となります。また働きながら合格している人がいる会計事務所は、時短勤務や試験休暇などを通じて受験生の職員の働き方を配慮していることが多いためです。とくに合格前から税理士合格後も事務所に在籍している場合は、働きやすい職場である可能性が高いです。
有休消化率が高い
有休消化率が高ければホワイトな会計事務所である可能性が高いです。有休消化率は求人票などに書かれていることがあるのでチェックしておくことをおすすめします。
事務所の雰囲気が良い
働いてる人たちの雰囲気がよければホワイトな会計事務所である可能性が高いです。入所前にそれを感じ取ることは難しいかもしれませんが、面談時の職員の対応や雰囲気などできるだけ自分で感じ取ることをおすすめします。
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会計事務所にもブラックな事務所はあると知っておきましょう
会計事務所で働く際に注意したいポイントは、その規模や業務内容だけではないことが見えてきました。これらの点を踏まえることで自分に合った事務所を見出すことが可能になるのではないでしょうか。
実際にご紹介したポイントを中心に、自分自身が納得のいく働き方ができる、健全な職場なのかを確認することが大切です。もし可能であれば、就職を考えている候補の事務所を見学してみるのもいいでしょう。実際に働いているスタッフの様子を観察することで、自分に合った事務所かどうかを判断できるといえます。
少しでも具体的に実態を知ることが、より働きやすい職場を見極めることにつながります。
転職は人生の大きな転機となりうるので、転職エージェントなどをうまく活用し、ブラックな会計事務所を見極めていきましょう。
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