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税理士の転職失敗事例とは

税理士、科目合格者の転職失敗事例をご紹介!会計事務所転職のポイントとは

2022/10/20

税理士、科目合格者に限らず、誰もが転職する際には失敗したくないと思っていらっしゃるでしょう。しかし、絶対に失敗しない方法というものは残念ながらありません。

税理士が就業している会計事務所という場は、一般企業と比較しても特殊な業界であると言えます。会計事務所は数名から5名くらいの個人事務所が80%以上を締めている業界であるため、所長税理士の考え方が大きく反映されるケースが多いのです。

会計事務所へ税理士、科目合格者が転職を考える際に、失敗しないためのポイントを考慮しておくことで、失敗するリスクを大幅に軽減することは可能です。

この記事では、税理士、科目合格者の転職失敗事例を紹介し、なぜ失敗したのかを検証することで、転職を成功させる可能性を高めるための方法を解説します。

税理士・科目合格者の転職市場はどうなっているのか?

税理士として仕事をするためには、日本税理士会連合会に備える税理士名簿に登録しなければなりません。令和2(2020)年度時点において、税理士名簿には79,404名が登録しています。

税理士業界では、税理士の平均年齢は60歳以上、年齢層の割合を見ても60歳代が最も多いなど、高齢化が進んでいます。

高齢化が進んでいる現状において、仕事ざかりの年齢の税理士は引く手あまたで、同じ業界に属する会計事務所に転職する場合には、それほど困難なこともなく転職することができるはずです。将来となる税理士試験の科目合格者についても、同様の理由から転職市場においては重要視されていると言えます。

つまり、税理士・科目合格者は、転職市場において重宝される人材であると言えるのです。

会計事務所の転職で起こるミスマッチとは?

会計事務所への転職でおこるミスマッチとは

税理士・科目合格者が、転職市場において同じ業界に属する会計事務所に就業を望む場合、それほど困難ではありません。しかし、会計事務所の転職においては、「こんなはずではなかった」というミスマッチが生じることがあります。

もっとも、転職において、転職者の希望通りの職場というのはなかなか存在しないものです。

しかし、会計事務所は、一般企業とは異なり職場環境がかなり特殊であると言えます。会計事務所の職場環境が特殊である理由は、小規模な会計事務所が多いため、所長税理士の意向が反映されやすく、職場環境も所長税理士の方針によって大きな影響を受けるためです。

所長税理士が職場環境の向上に力を入れていれば、働きやすい環境が整備されている可能性がありますが、小規模な税理士事務所は多くの仕事を抱えており、本業以外の職場環境の整備などには手が回っていないのが現状です。

その結果、たとえ転職したとしても、別の所長税理士の意向が強く反映された事務所に改めて就業することになるだけで、その際に、転職者が希望する職場環境との間でミスマッチが生じてしまうのです。

税理士、科目合格者の転職失敗した事例

 税理士事務所では、所長税理士の方針や意向が強く反映された職場環境となりやすいことを説明しました。ここからは、実際の転職失敗事例を紹介していきます。

事例①入所時の年収が低すぎる

税理士の年収水準は、一般企業と比較すると高い水準にあります。しかし、税理士事務所同士の年収水準は同じとは限りません。転職先の税理士事務所がどのようなサービスを提供しているかによって、求められる能力なども変わってきます。

結果として、小規模であまり多様な仕事を引き受けていないような税理士事務所では、仕事がルーティン化されていて、税理士であれば、誰でもできるような仕事を漫然と行っているというケースも少なくありません。

こうした場合、転職しても、仕事に求められる専門性のレベルも高くないことから、年収が低くなってしまうという場合があります。つまり、同じ税理士事務所に転職しても、入所時の年収水準が低すぎるというケースが普通に生じてしまうのです。

事例②社風、所長と性格が合わない

小規模な税理士事務所は、所長税理士の意向によって職場環境が大きく異なります。したがって、転職後、所長税理士と性格が合わないといった事情が発覚すると、その職場環境にまったく馴染めないというケースが少なくありません。

特に小規模な税理事務所では、毎日のように同じメンバーと顔を合わせることになるので、職場環境・社風が合わない、所長税理士と性格が合わない転職は失敗となりがちです。

事例③働き方がブラックだった

同じ税理士事務所という名前がついていても、その職場環境は大きく異なっているのが普通です。働き方も税理士事務所によって異なります。先進的な税理士事務所であれば、育休制度などが充実しているなどのケースもあるでしょう。

しかし、小規模な税理士事務所においては、そのような当たり前の社内制度が整備されてないというケースも少なくありません。タイムカードなどが導入されておらず、就業時間もおおよそというケースもあります。

残業時間などがしっかり管理されていないので、所長税理士がそもそもその他の社員の労働時間を把握していないという場合もあります。この場合、長時間労働につながる危険性があり、働き方がブラックというケースも少なくないのです。

事例④想定していた業務内容とちがった

転職前の職場と同じように仕事をすれば良いと思って転職の末入社しても、転職前と同じ仕事ができるとは限りません。同じ仕事でも、当然手順が異なるケースもあります。転職前に具体的な業務内容を知ることはできません。

当然、転職面接のときなどに、転職者の意向は確認されますが、その意向通りの仕事が任されるとは限らないため、転職前に想定していた業務内容と異なる仕事をしないといけないケースも出てきます。

事例⑤繁忙期に入社してしまった

税理士事務所においては、会社の決算書類の作成、仕訳帳の整備などが行われています。決算の時期は、会社によって異なりますが、慣例で多くの会社が6月、12月、3月を決算月としているため、この時期はどうしても仕事が多くなります。

確定申告もあるので、これに加えて、1月〜2月も忙しいという事務所も少なくありません。税理士業界において、この時期は繁忙期なのです。繁忙期に転職してしまうと、入社後特に指導もないままで仕事に取り組まないといけないというケースがあります。繁忙期に入社すると、転職に失敗したと感じるケースも多いようです。

失敗しない転職をするためのポイント

会計事務所への転職を失敗しないようにするためには、以下のポイントをおさえておくことが大切です。

転職の目的を明確にすること

転職する場合、何が目的で転職するのかを明確にしておきましょう。たとえば、転職にあたって自分が最も重視するのは何か考えておきましょう。職場環境、給与、福利厚生、仕事内容など、働くにあたって譲れない条件を明確にしておくことが大切です。

情報収集を綿密にすること

転職先候補となりそうな事務所については、綿密に情報収集を行いましょう。面接だけでわかることは限られていますし、採用担当者が本当のことを言っていないケースも考えられます。自分で調べることが難しい場合は、転職エージェントなどに聞いてみましょう。

企業規模ごとの職場環境の違いを理解する

会計事務所は、企業規模ごとに仕事内容が異なるのが普通です。仕事内容が変われば、当然職場環境も異なります。

チームで取り組まなければならないような規模の大きな仕事を行う会計事務所であれば、チームで行う仕事を行う能力が求められますし、個人でもできる仕事を行う会計事務所であれば、専門性が求められるでしょう。企業規模や仕事内容に応じて働き方は違うのだということをきちんと認識しておきましょう。

所長とよく話をすること

会計事務所の職場環境は所長税理士の方針や意向によって大きな影響を受けます。したがって、転職の際には、所長税理士の方針や意向をきちんと確認しておきましょう。直接会うことがベストですが、所長と会えない場合でも、採用担当者から聞けることは聞いておきましょう。

現場の人から話を聞くこと

所長税理士や採用担当者から話を聞くだけでは、採用するために良い面ばかりが話されているかも知れません。したがって、できる限りその会計事務所で働く現場の人から話を聞きましょう。会計事務所は横のつながりがあるはずなので、知り合いの税理士などを通じて、その職場で働く税理士や知り合いを紹介してもらうと良いでしょう。

リモート面接には注意が必要

リモート面接には注意が必要

すでに説明したように、所長税理士の方針や意向によって職場環境は大きな影響を受けます。転職において、昨今では、リモート面接が行われることも多くなっていますが、リモート面接の場合、職場の雰囲気などが把握しづらいため、対面で面接するよりも直接職場環境を把握できないことも多くなっています。

その結果、転職しても思っていたのと違うというミスマッチが起こりやすくなってしまっています。したがって、別途事務所見学を申し出るなど、転職の際には、職場環境のチェックをしっかりと行ってください。

転職エージェントを活用することが最適

どんなに転職情報を自分で入手できるようになったとは言っても、転職を自分だけで進めようとすると、情報が偏ったりして適切な転職活動ができない可能性があります。そのため、転職の際には、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントに転職を希望している旨伝えておき、要望を伝えておけば、あなたの希望に沿った転職先候補を洗い出してくれます。個人で探すよりも多くの情報を有している転職エージェントであれば、幅広い情報からあなたの転職先を探してマッチングしてくれるので、安心して転職活動を進めることができます。

まとめ

本記事では、税理士や科目合格者の失敗事例を紹介してきました。いずれの事例も、情報収集をしっかりしなかったために入所後に「こんなはずではなかった。」と後悔してしまう結果になってしまいました。

税理士、科目合格者ですと、キャリアップや年収アップといった視点で転職先を選んでしまいがちですが、働く会計事務所の社内環境や、所長税理士との相性などをしっかりとリサーチしておくことで、業務に集中できる環境を手に入れることができるでしょう。

入社してから「思っていたのと違う」と後悔しても、すぐに対処してしまうといたずらに転職回数が増えてしまったりとデメリットが多いので、失敗しないためにも事前の情報収集は手を抜かないようにしましょう。

現在の業務が忙しくて転職活動に時間を割けない、転職回数が少なく会計業界の転職で気をつけるポイントが把握できていないなどの理由があるかたは会計業界専門の転職エージェントを活用されるといいでしょう。

転職は将来のあなたのキャリアパスを構築する上でも非常に重要な要素です。面倒だとは思いますが情報収集を怠らず、最適な転職先を探し出してください。現在は税理士、科目合格者も深刻な人手不足と言われている時代です。転職しやすい環境ではあるので、十分に時間をかけてベストな選択をしましょう。

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投稿者情報

税理士副業ライターSOU
税理士副業ライターSOU
現役の税理士として10年以上、会計事務所に勤務しています。会計・税務・事業承継・転職活動などの記事を得意として執筆活動を5年以上しています。実体験をもとにしたリアルな記事を執筆することで、皆さんに親近感をもって読んでいただけるように心がけています。

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