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オンライン活動が活性化しつつある会計業界への転職活動のポイント(2020年度版)

令和2年4月7日に出された新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言と、それに伴う外出自粛要請は会計業界における採用活動にも大きな影響を与えています。影響前から転職活動の一部をインターネット上で行う税理士の方は決して珍しくはなかったのですが、外出自粛要請を境に事務所側がインターネット上で採用活動を行う比重が大きくなっています。
会計業界においても本格的なWeb採用の対応が進みつつあり、まだまだ移行中ではありますが無視できるような状況ではなくなったと言えるでしょう。

今回は、最近の事情に合わせた転職活動を上手く進めるポイントをお伝えします。

転職サイト利用のポイント

コロナウイルスの影響が広がる前から税理士の転職サイトの利用は良く見られましたが、希望する会計事務所の求人情報を直接訪ねて探す税理士の方も少なくありませんでした。
しかし、外出自粛要請にまで至った状況により転職活動は転職サイトから探す形が中心となっています。
大手の転職サイトでは多数の求人があり魅力的に見えますが、業界に特化した専門サイトの方が使いやすいことが殆どです。求人情報を探す際に専門的な項目で絞り込めたり、他の似たような求人の中から探す必要が無かったりとメリットが大きいためです。
転職サイトを利用する場合にもいくつかポイントがありますので、整理してみましょう。

(1)メールアドレスはプライベートのものと分ける
(2)求人情報はこまめに探す
(3)転職サイトを見ていることは現在の勤務先に知られないようにする
(4)応募書類は自分の魅力が伝わりやすいフォーマットを選ぶ
(5)興味を持った応募先は企業サイトも調べる
(6)企業からのスカウトや求人紹介サービス(エージェント)を使う

メールアドレスは転職活動用に1つ用意する方がおススメです。転職サイトからは案内のメールがいくつも届きますので、必要なメールが他のメールに埋もれると良い求人を見逃してしまいます。転職活動は周囲に知られずに進めたいところですから、電話連絡はそうそう受けられるものではありません。そのため、主な連絡先となるメールアドレスを専用で用意しておくと管理の手間もかかりません。
他にメールで連絡が来るものとして、企業からのスカウトやエージェントからの求人紹介サービスは提供されていれば使っておきたいところです。企業から興味を持たれるのは自信にもつながりますし、求人紹介は思いもよらない好条件の求人と出会うチャンスです。

活動時はこまめに新着の求人が無いか確認をしておきましょう。転職サイトでは随時新しい求人が掲載・更新が行われます。好条件の求人が出た場合に出遅れるメリットは全くありませんから、早めにアプローチするために定期的な確認を心掛けます。転職サイトのメールマガジンには新着案内が届くものもありますので利用しておくと良いでしょう。

また、閲覧はプライベートが確保できる場所にしておきたいところです。転職サイトは基本的に登録情報がそう簡単には公開されない仕組みとなっていますが、サイトを閲覧していることを知られるのは勤務先との関係が悪化するだけで良いことは何もありません。誰も見ていないからと勤務先の端末で閲覧したり、勤務先のWi-Fiを利用して閲覧するのはやめておきましょう。

気になる事務所があったら事務所のサイトを訪れて転職サイトには掲載されていない情報も確認しておきましょう。転職サイトに掲載されている情報は事務所のすべてではないケースが殆どです。転職サイトにしか記載していないことがあったりもしますので、応募や面接の前には両方ともチェックしておくと安心です。

応募書類のフォーマットはインターネット上にてさまざま無料で配布されていますが、フォーマットはそれぞれに若干違いがみられます。例えば、自己PR欄の大きさや項目の構成などの違いがあります。転職活動では重要な書類ですから、自分のアピールポイントにあったフォーマットを選びましょう。履歴書の写真は明るく写っているものを使うなど印象が良くなるものを選ぶのもポイントです。スマートフォンでも綺麗に撮れるようになっていますので、写真が古くなったと思ったら新しくすることをお勧めします

Web会議システム利用のポイント

所長税理士の方の判断にもよりますが、Web会議システムを利用した面接・面談を事務所は増えています。外出自粛要請の解除の動きも出てはいますが、すべてが自粛前に戻ることは考えにくいのが実情になると思われます。そのため、Web面接を利用した転職活動になるケースはまだまだ続くでしょう。(最終面接だけ訪問で、それ以前はWeb面接など)
今後の転職活動では、直接の対面と異なるWeb会議システムでの面接特有のマナーやアピール方法を知っておくことが必要となります。

(1) インターネット接続の安定性を確保する
(2) 不必要な音が鳴らない場所を確保する
(3) カメラが少し高めの位置になるように設置する
(4) 背景に気を付ける
(5) プロフィール写真や待ち受け画面をプライベートのままにしない
(6) 身だしなみは見えない場所まで整える
(7) 画面ではなくカメラを見る

Web面談に使う機器はカメラを安定して設置できるパソコンがおススメで、LANケーブルを用いた有線接続が一番安定した環境を確保できます。それが難しい場合はWi-Fiを利用することになりますが、安定した接続ができるか事前に確認しておくと良いでしょう。特に気を付けたいのが、スマートフォンの携帯電話回線で接続する場合です。帯域制限がかかって面談にならないような事態に陥らないよう、利用状況は事前確認必須です。

Web面接を受ける場所は、不必要な音が鳴らない静かな場所を確保しましょう。最近のマイクは集音性が高く、周囲の音を拾ってしまう可能性が考えられます。自宅で受ける場合は家族に面接の時間を伝えて静かにしてもらう等の準備も必要です。
機器の設置の際は、注意点として少し高めの位置にカメラがくるようにしておきましょう。タブレット端末などは自分の顔より下の位置に設置しがちですが、そうすると面接官を見下ろすような角度になり印象が悪くなってしまいます。がたついたりして映像が安定しないような事態は避ける必要がありますが、カメラはできる限り目線の高さを確保しておきましょう。

面接中は自分だけではなく、周囲の背景も採用担当に見られています。バーチャル背景などで隠すこともできますが、実際は上手く隠せないケースも当然あります。不意にプライベートが映り込んだ場合の印象は採用担当次第になってしまいますので、基本的に映り込んでも問題ない場所でリラックスした姿勢で受けられるようにしておきます。

また、背景の話と同じような話ですが、Web会議システムのプロフィール画像・待ち受け画像もしっかりと見られています。アカウントが必要なシステムの場合、プロフィール画像は転職活動用に撮影した証明写真にする、アカウント名を自分のフルネーム(漢字かアルファベット)に変えておくと良いでしょう。転職活動用にメールアドレスを用意した場合、それを利用してWeb面接用にアカウントを用意する方法もあります。

Web面接の際はスーツを着用し、身だしなみをしっかり整えておきましょう。カメラに映るのは上半身だけですが、だからといって下半身はラフな格好をしておくということはやめておきましょう。何らかのトラブル等で映ってしまった場合の印象は良くありません。
面接中は面接官と目線を合わせて話すのが基本です。相手から見える正面はカメラになりますので、目線を合わせるためには画面ではなくカメラを見ることを心掛けましょう。画面に映る面接官の目を見てしまうと、向こうからは目線を合わせていないように見えてしまいます。

公共オンラインサービスの注意点

ハローワークでは3/13から来所することなくFAXや郵送を活用した手続きにて、オンラインサービスの登録等ができるよう対応を開始しています。
外出自粛要請の解除の動きはありますが、3密を避けるため今後も通常の開所とは異なる状況が続くことが想定されます。地域ごとに対応が異なりますので、詳細は自分の最寄りのハローワークの情報を確認しておきましょう。

事務所に直接訪問する場合のポイント

自粛要請の解除の動き以降でも多くないケースであると考えられますが、やはり直接対面しないと人柄や雰囲気が分からないという事で、事務所に直接訪問するケースも考えられます。面接に相応しい通常の身だしなみを整えた上で、マスクを着用していく方が良いでしょう。面接中にマスクをどうすべきかについては応募先に確認しておきましょう。訪問時は消毒液の設置があれば利用しておく等、気遣いを忘れないようにします。
また、座席の距離が通常の場合より遠く設定されることが想定されますが、応募先の指示に従いましょう。

2020年における転職活動のピーク

例年であれば、3月締法人の決算が終わって、税理士試験の合格発表後が転職活動のピークとなります。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で税理士試験の日程が変更されると転職活動のピークがずれる可能性が高いと予想されます。外出自粛要請の解除の動きはありますが、感染者数が多いと再要請もありますので税理士試験および合格発表の日程も注視しておくと良いでしょう。

まとめ

上記のようにオンラインでの転職活動ならではのポイントを押さえることで面接担当の心象も大きく変わります。
自粛要請が解除されても影響は残ると思いますので、紹介したポイントをしっかりつかんで転職活動を進めていってください。

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