会計求人TOPICS

会計業界で働く人と、目指す人の業界トピック

会計求人プラスに戻る

税理士の独立応援!失敗しないタイミングとは?

2018/08/21

税理士として独立開業するからには、入念に準備して失敗しないタイミングを見極めたいものです。開業するとひとくちにいっても、資金の問題や独立後のメリットやデメリットなど、考えなければいけないことは多いです。ここでは独立開業を志す税理士の方が知りたい情報を詳しくまとめました。どういったタイミングで独立すべきかを考える際に活用できます。

☆独立の第一歩!事務所の場所選びは慎重に

いざ独立を考え、計画を立てる段階で多くの方が頭を悩ませるポイントが、事務所の場所をどこにするかではないでしょうか。独立開業する場合の事務所選びには大きく分けて「事務所開業」と「自宅開業」の2ケースが考えられます。どちらにもメリット及びデメリットがあるので、順番にご紹介します。
まずは「事務所開業」を選んだ場合ですが、さて、事務所の場所はどこでも良いのかというと、そんなことはありません。なぜなら、どこに独立後の事務所を構えるかによって顧客からの信用度等が異なってくるからです。地価が高い場所(都会のビジネス街の一等地など)で事務所を借りるのは費用がかさみますが、それだけの資金力があるということを顧客に対してアピールすることができるので、税理士事務所としてのステータスやイメージアップのみならず、新規顧客開拓にもつながる可能性も十分です。こういったメリットを踏まえると、事務所の立地条件やアクセスのしやすさは、事務所開業を目指す人にとって外せないポイントになるのではないでしょうか。しかし、立地の良い場所というのはおしなべて家賃が高いもの。初期費用だけで数百万円は用意しておかなければならない所もあるため、開業資金の配分には十分な注意を要します。(※1)のちに事務所開業費用を低く抑えるための「レンタルスペース」についてもご紹介しますので、一等地で事務所開業したいけど費用が心配という方にはそういった選択肢もあります。(※2)
次に「自宅開業」についてです。自宅開業の大きなメリットは、第一に初期費用及び事務所維持コストが低く抑えられるという点。事務所開業であれば数十万から数百万とかかるところが、自宅開業なら住居の家賃だけで済むというのは魅力です。また、自宅兼事務所なら家賃の一部を経費として計上することが可能というメリットもあります。通勤で時間をロスせずにすむのも、忙しい税理士の先生にとっては嬉しいポイントです。反対にデメリットとして、来客スペースの確保が難しかったり、忙しくなっても人を雇用しにくかったり、資金面での信用が得にくかったりというものが挙げられます。(※1)
このように、事務所の場所をどこに決めるかによってメリットとデメリットが異なりますので、開業後のプランやイメージに合うのは「事務所開業」か「自宅開業」か、熟考の上決定しましょう。(※1)(※6)

※1【CrowdWorks】税理士自宅開業と事務所開業を比較
https://crowdworks.jp/lp/mm/zaitaku/articles/73246

※2【A-SaaS】いくらかかる?税理士事務所「独立開業の費用」まとめ

※6【Webコンサルティングブログ】税理士が独立開業で失敗しない7つの準備行動とは?必要な資金・費用など

☆どのくらい必要?独立にかかる費用とは?

税理士の独立開業にかかる費用には幅があり、400万円から600万円が目安です。事務所の場所をどうするか、税務、会計システムソフトをどれにするか、営業、マーケティングにどれほど力を入れるかなどによって初期費用が大きく変わってきます。はじめに、忘れてはいけないのが税理士としての登録費用及び入会費等です。税理士会に登録する段階で、まず登録免許税が6万円、それに加えて登録手続き費用として5万円の計11万円を支払う必要があります。さらに地方の税理士会及びその地区ごとの税理士会(支部会)双方に対して入会金や維持費等としての初期費用を、合計して20万以上は計算に入れておかなければいけません。地方の税理士会と支部の税理士会の入会金や会費については、会によって金額が様々なため、入会する会が決まり次第直接確認するのがベターです。(※2)
事務所の物件費用も、大きく差が出るポイントです。先述のとおり、一等地に事務所を構えようとすると多額の初期費用がかかります。その分メリットもあるとはいえ、少しでも物件にかける費用を抑えることができるのであれば、それに越したことはありません。そこでご紹介したいのが、「レンタルオフィス」です。電話、インターネット環境、家具等の開業に必要な設備や備品が最初からそろえられたオフィスを借りることができ、しかもその費用は同地域の一般的な賃貸事務所と比較して圧倒的に安いものが多いというのがレンタルオフィスのメリット。レンタルオフィスは好立地(ビジネス中心街、駅前等)に位置しているものが多く、安い料金で顧客からの信頼度やステータスをアップさせることができるのも非常に魅力的です。(※3)一般的な事務所を借りる費用に年間100万円以上は見ておく必要があるところ、レンタルオフィスなら年間60万円程度からと明らかな差があります。(※2)
独立するにあたって、他にも税務及び会計ソフトや営業、マーケティングの費用に備品調達代金など予算に含めるべき項目は様々。具体的に準備を始める前にトータルの見積もりを済ませておくことが必須です。

※3【Regus】トップページ

☆得意分野を活かせる!開業税理士のメリットとは?

税理士として独立開業した場合のメリットをみていきましょう。独立の大きなメリットとして、まず仕事のやりがいや自由度がアップするという点が挙げられます。もちろん、法人内で勤務税理士として働いていてもやりがいは十分だという人もいますが、もともとマイペースで仕事を進めていきたいという独立心の強い人にとっては、スケジュールにある程度の融通がきく点や、なんでも自己責任でできるという自由度の高さ、そして自分の頑張り次第で収入がアップする点がやる気とやりがいに直結します。また、自由度に焦点をあてれば、女性税理士ならではのメリットも。例えば夫が一般企業勤めなどで収入が安定している場合、「税理士として何がなんでも成功しなければ家計がまわらない」というプレッシャーを比較的感じることなく、よりマイペースに業務に取り組むことができます。もちろん男女逆のパターンも考えられますが、そういった精神的な余裕を持てるというのも税理士が独立開業するメリットの1つではないでしょうか。また、定年がないため長く働き続けることができますし、書籍出版やセミナーといった手段で収入アップを図ることもできます。(※4)(※5)
得意分野に特化することで、新規開拓や継続的契約が望めるのも大きなメリットです。例えば、語学が堪能であるなら国際的税務(入管業務など)のスペシャリストとして活躍できる可能性があります。また、そういった特技に限らず、長年の趣味なども新規顧客獲得につながりうるのも独立開業のメリットです。趣味のサークルやコミュニティ内の仲間から依頼を受けることも考えられますし、考え方やコミュニケーションスキルによって収入増のチャンスがつかめるというのはモチベーションアップにもつながります。(※5)

※4【財務諸表論】税理士は独立すべき?【メリット・デメリット】

※5【A-SaaS】個人開業した税理士だからこそできるメリット4選

☆営業が大切?開業税理士のデメリットは

メリットの裏にはデメリットがあるものです。税理士として独立開業した後に生じうるデメリットも順番にご紹介していきましょう。まずは、独立にあたって多くの人が懸念するであろう「仕事があるかどうか」についてです。税理士として開業し、即仕事がじゃんじゃん舞い込むというのはレアケースです。もちろん開業前からのコネなどがあれば比較的安定して依頼が来るケースも考えられますが、多くの人は新規開拓のための地道な営業、マーケティングの努力が必要になります。
コミュニケーションスキルに自信のない人にとって、営業というのは非常に骨の折れる仕事ではないでしょうか。営業が仕事につながればやりがいや手ごたえもひとしおですが、当然ながら実を結ばない場合も多いです。また、勤務の税理士に比べて、収入の安定性に欠けるという不安要素もあります。(※4)
第二のデメリットとして挙げられるのが、ワークライフバランスが崩れやすいという点です。企業などで勤務している場合は就業時間が定められているところが大半なので、仕事とプライベートの線引きが容易ですが、独立開業すると、とたんに難しくなります。どこからが仕事で、どこからがプライベートなのか。自分でしっかりと境界線を定めておかなければ、プライベートが仕事に押し潰されてストレスをためたり、体調を崩してしまったりという事態にもなりかねません。独立開業するうえでは、そういった面での自己管理を徹底する必要があるのです。(※4)

☆税理士が独立する最適なタイミングの見極め方

独立開業を志して資格を取得したが、どのようなタイミングで独立すべきなのか分からない。そうお悩みの方のために、独立に最適なタイミングを考えるうえでの指針として、いくつかの項目をご紹介します。
1つ目が実務経験で、税理士事務所に数年間勤務してから独立するというケースが一般的です。事務所で実務経験を積み、知識をつけ、自分なりの営業スタイルややりたいことを見つける。そういった段階を踏みながら、独立後の自分をイメージすることが第一段階です。(※7)
2つ目は得意分野の有無。「これだけは誰にも負けない!」という業務上の強みがあれば、それを活かして独立開業後の収入源とすることができます。といっても、特に税理士として勤務し始めたばかりの人にとっては、得意分野といわれてもピンとこないかもしれません。といっても最初からやりたいことを定めておく必要はなく、勤務税理士として実務をこなしていく中で、やりたいことや興味のあることを見つけていけばいいのです。それが見つかれば、後はその分野での自分の実力を磨くのみ。今の事務所でやりたいことの経験が積ませてもらえないようであれば、思い切って転職を考えるのも一つの手です。(※7)(※8)(※4)
3つ目は資金です。先に述べたように、開業するためには決して安くない金額が必要になってきます。独立開業後の資金繰りまでしっかりと見据え、検討したうえで、着実に開業資金を貯めていくことが重要です。

※7【匿名税理士のお金・事業・借金のリアルな物語】開業税理士で独立OKなタイミング

※8【税理士事務所の転職ガイド】税理士が転職するベストなタイミングは?

☆まとめ

税理士資格取得を志す人や、すでに税理士として勤務している人の中には、独立開業を最終的な目標と掲げている人も多いと考えられます。ご紹介したように、開業にはデメリットもありますが、それを受け入れてあまりあるだけのメリットがあることも確かです。開業費用やタイミング、事務所選びなど独立開業の準備をスムーズに進められるように、事前に十分な検討を重ねましょう。

◆◆「会計・税理士事務所の転職・就職は「会計求人プラス」」◆◆

投稿者情報

会計求人プラス
会計求人プラス会計業界専門の転職・就職サイト
会計事務所や税理士事務所での求人情報が豊富な「会計求人プラス」は、あなたとあなたを必要としている企業様を繋ぐ求人マッチングサイトです。
異業種から会計業界へ転職を希望している方をはじめ、これから税理士や公認会計士を目指す方や、今までの税務・会計の知識・経験を活かしてスキルアップしたい方を応援します。

-税理士