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中小企業診断士は独学で合格できるのか?

中小企業診断士を独学で合格できる人の特徴とは!3つの勉強方法を徹底比較

2022/05/26

社会人・学生・主婦などの幅広い層から人気を集める資格「中小企業診断士」。難易度が高く800〜1,000時間以上の勉強時間を要する資格試験といわれ、勉強方法は「通学」「通信」「独学」の大きく3つに分かれます。

難関国家資格であることから、通学や通信でなければ合格できないと考えている人も多いと思います。実際に「中小企業診断士 独学」で検索すると、多くのネット記事で「独学での合格は難しい」という記事も多く見受けられます。

では、ネット界隈で囁かれている独学で合格するのは本当に難しいのでしょうか。本記事では中小企業診断士試験を独学で合格するのは、他の勉強方法と比べてどう難しいのかについて検証し、独学で勉強する場合のポイントついてご紹介しています。

中小企業診断士を独学で合格は無理なのか?

中小企業診断士は独学で合格は不可能か?

結論として中小企業診断士は独学で合格することができます。ただし、戦略的に勉強をすすめる必要があります。中小企業診断士の試験は、各年度によってばらつきがあり、一次試験と二次試験の合格率は、3%〜8%とという結果が出ています。非常に狭き門であることは間違いありませんが、直近の令和3年中小企業診断士試験の一次試験では、36.4%と平成18年以降過去最多の合格率が発表されました。

〈第1次試験〉

年度 受験者数 試験合格率
令和3年度 16,057 36.4%
令和2年度 11,785 42.5%
令和元年度 14,691 30.2%
平成30年度 13,773 23.5%
平成29年度 14,343 21.7%

※受験者数は、欠席した科目がひとつもない者の人数。
参考:中小企業診断士協会 中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移

とはいえ、ただやみくもに勉強をしても合格しません。まずは、独学で勉強するメリット・デメリットを理解し、自分が独学に向いているかどうかを判断するところからはじめましょう。

独学で勉強することのメリット・デメリット

独学で勉強するメリットは、時間に縛られず、自分のペースで勉強できることに加えて、勉強コストがかからないことです。独学の場合、テキスト代と過去問題集だけで勉強ができてしまうので、通信学習や予備校に通うより圧倒的に勉強コストがかかりません。

一方、わからないところがあっても質問ができない点やそもそも勉強方法が間違っていることに気づかないといった点は、独学のデメリットといえるでしょう。平均1,000時間以上の勉強時間が求められる資格において、効率の悪い勉強方法は命取りです。つまり、独学で中小企業診断士試験に合格するためには、これらの問題を解決する必要があります。

通学・通信のメリット・デメリットは?

通学や通信で学校に通うメリットは、わからない問題をすぐに解消できる点や勉強時間があらかじめ確保されている点です。わからない論点は講師に聞いて消化できるため、苦手分野の解消や勉強効率を上げることに繋がります。自分ひとりで勉強できない人やより短時間で効率的に合格したい人にはおすすめの学習方法です。

通学のデメリットとしては、好きな時間に勉強ができないこと、講義のスケジュール調整が難しいことです。通信のデメリットは、自分でわからない点を質問しなければ、課題が解消されず、理解できないまま試験日を迎えてしまうリスクがあります。

そしてなにより、通学・通信学習にいえることは予備校に支払う費用がかかることです。大手予備校では20万~30万円が基本的な相場となり、通信系予備校の場合は5万円~10万円が相場です。詳しくは、各予備校の公式ホームページから確認してみてください。

それぞれの勉強方法を比較した結果は?

勉強方法を比較してみる

先にあげた独学・通学・通信のメリット・デメリットをまとめると、どの部分を重要視するかであなたの向き不向きが変わります。

例えば、勉強コスト面や勉強時間の自由度を重視する人であれば、独学>通信>通学という順番で決まると思います。一方、課題の解消や勉強の効率を求める人であれば、通学>通信>独学の順番になると思います。学習方法を選ぶ際は、あなたがどこに重点を置き、学習したいかを考えましょう。

独学で挑む場合に必要な勉強時間は?

中小企業診断士の資格を取得までにかかる学習時間は、一般的に約800~1000時間程度といわれています。1年目で合格を目指す場合、少なくとも1日あたり2.2時間以上の勉強時間が必要な計算になります。独学の場合は、試験のプロが整理しながら教えてくれるわけではないので、1,000時間以上の勉強時間がかかることを想定しておきましょう。

比較的短時間で合格する人は、もともと知識量がある人や専門性の高い領域で働いている人が多いことも以下の表を見てわかります。

〈勤務先区分別人数〉

勤務先 申込者数 試験合格者数
経営コンサルタント自営業 380 76
税理士・公認会計士等自営業 678 168
上記以外の自営業 624 116
経営コンサルタント事業所等勤務 629 145
民間企業勤務 14,952 3,632
政府系金融機関勤務 446 129
政府系以外の金融機関勤務 2,199 572
中小企業支援機関 542 109
独立行政法人・公共法人等勤務 267 81
公務員 836 231
研究・教育 139 27
学生 759 140
その他(無職を含む) 2,044 413
合計 24,495 5,839

引用:スタディング中小企業診断士講座 勤務先区分別人数

また、独学の勉強方で最も重要なのは「テキスト」と「過去問問題集」です。はじめて中小企業診断士の勉強をする人は、理解しやすい優しい内容のテキストから勉強をはじめ、知識量が増えた状態で難易度を上げていく勉強法がおすすめです。

過去問問題集は、過去の試験内容をもとに試験対策問題が練られている問題集を選ぶのがポイントです。自分の実力と試験合格率の目安をつけるためにも過去問問題集は必ず手に入れておきましょう。

独学で勉強をすすめるために重要な戦略的な計画とは

独学で勉強する場合は、あらかじめ自分で勉強スケジュールを組み立てる必要があります。なぜなら、勉強時間の目安である1,000時間という時間は、年間単位で勉強スケジュールを立てておかないと試験直前になって挽回できるような時間ではないからです。1,000時間以上の勉強時間を確保するためには、1日あたり2.7時間以上も確保しなければなりません。

しかし、働きながら試験勉強する人は、2.7時間の勉強時間を確保するのはそう簡単ではありません。そこで、1週間の勉強時間を19時間として、平日は1時間、2日間の休日は7時間を勉強時間にあてるといった、自分のライフスタイルに合わせた勉強スケジュールを組むことも重要です。

また、独学で合格するコツとしては、「自分に合う学習方法を見つけること」です。そのためには、まず自分の1日のスケジュールを見直して、どれくらい勉強時間を確保できるかを理解したうえで、長期的目線で勉強スケジュールを組み立てましょう。勉強する環境から時間帯に至るまで、早い段階で効率的な勉強法を整えることが重要です。

独学で勉強するのに向いている人は

独学が向いている人は、自分で決めた勉強スケジュールを守り、試験情報を自分で収集できる人です。仕事がどんなに忙しくても自分で設定した勉強時間を守り、強い意思を持ち続けなければ10%を切る難関資格に合格することは難しいでしょう。

社会人になると上司からの誘いや取引先からのご飯のお誘いなど、断れない接待も増えます。そんな中でも断れる、または帰宅してから勉強できるモチベーションが必要になります。

独学で勉強するのはやめておいたほうがいい人とは

一人では勉強ができない人や勉強方法が全くわからず、勉強のモチベーション維持が自分でできない人は独学に向いていません。時間ができるとついつい遊びに行ってしまったり、友達からの誘いを断れなかったりする人は、通学や通信などの第三者の力を借りて勉強するのがおすすめです。

独学で勉強するのにオススメの勉強方法は?

勉強スケジュールを立てた後は、1次試験向けの対策と2次試験向けの対策も重要です。それぞれ確認してみましょう。

1次試験対策

独学の場合は、定期テストなど、自分の苦手分野を知る機会が通学や通信と比べて少ないです。そんな自分の苦手分野を気づかせてくれるのが「過去問題集」です。過去問を解くことによって、自分の得意問題と不得意問題が点数により明確に表されます。

自分の苦手分野を理解することが、科目数の多い1次試験を突破するためには非常に重要なポイントなのです。なぜなら、1次試験の合格基準は、総点数の60%以上かつ1科目でも満点の40%未満がないことを条件としているからです。中小企業診断士試験では、点数に偏りがあってはいけないことも忘れないように注意しましょう。

一方、ただやみくもに過去問を解いていても弱点が克服されることはありません。過去問を解いて、間違えた理由を理解してから再挑戦しないと、回答を覚えただけに過ぎず、2次試験の筆記試験で苦労することになります。そこで、「自分に合ったテキスト」が必要になるわけです。

テキストを見返す理由は、間違えた問題箇所をテキストで理解してから再挑戦することによって、基礎知識の見直しができることに加えて、同じミスを防ぐ効果が期待できます。テキストには、さまざまな情報が記載されているので、学校の休み時間や仕事の休憩時間などの隙間時間で読み返し、理解を深めることが1次試験・2次試験の合格へ近づきます。

また、中小企業診断協会のホームページにも過去問題は掲載されていますが、解説が記載されていません。過去問題集は、テキストと同様に、解説が端的でわかりやすい表現で記載されている問題集を選びましょう。

2次試験対策

中小企業診断士の2次試験のポイントは基礎知識の整理です。2次試験は1次試験とは異なり、マークシートではなく筆記試験です。当然、筆記試験はつけやきばな知識だけでは、基準点を超えるのは難しい。言い換えれば、先にご紹介したテキストの理解度が2次試験では試されます。

2次試験対策の過去問題集は、試験を受けた人が記憶を頼りに解答内容を書き直した「再現答案」などの解答例が多く掲載された問題集で分析するのがおすすめです。

まとめ

中小企業診断士として独立も可能

中小企業診断士が独学で合格できるかどうかについての理解は深められたでしょうか。結論として、中小企業診断士は独学でも合格することができます。これは、膨大な勉強時間の確保と独学の勉強方法が自分に合っていることが大前提です。

本記事を読んで、独学が自分に向いていないと感じる人は、通学や通信の勉強方法に切り替えた方が合格に近づくかもしれません。

晴れて中小企業診断士試験に合格できれば、中小企業に精通する知識を身につけていると判断され、就職・転職に有利に働くことは間違いありません。さらに、中小企業の経営コンサルタントとして独立する道も開けます。

将来、どのような仕事に就きたいか迷っている学生やキャリアアップのために転職を考えている人にとってはとてもおすすめの資格といえます。本記事を参考に、自分にあった勉強法が独学・通学・通信のどの勉強法があっているかを確認し、中小企業診断士の資格取得を目指しましょう。

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