女性の転職活動に「簿記2級」は役立つ?有利になる仕事って?
2024/01/25
女性が転職を考える際に役立つ資格として代表的なのが簿記資格です。
特に簿記2級の資格は、様々な職場において活かせる場面も多いものとなっているので、企業からも評価されやすい資格だと考えられています。
様々なライフイベントを担うことになる女性が、安心して安定した収入を得るためのスキルとして役立つ、簿記2級について知りましょう。
この記事で日商簿記2級を取得していると転職の際に有利になったり、転職活動の役に立ったりするのかを詳しく解説します。
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コンテンツ目次
そもそも日商簿記は転職で役に立つ?
日商簿記は、日本商工会議所が主催している簿記の検定試験です。大学生や社会人を対象としており、実際の経理業務に役立つ資格として、年間50万人以上も受験するほど知名度が高い資格として知られています。そのため、就職や転職する際にも採用の判断基準とする企業が多いのが特徴です。
また、学習レベルに応じてランク分けがされており、「簿記3級」「簿記2級」「簿記1級」という順でレベルが上がっていきます。
ちなみに簿記2級では、簿記の基礎的なレベルである「3級」をベースに、実践的な内容を学習します。3級との大きな違いは、商業簿記に加えて「工業簿記」も学ぶこと。
商業と工業の両方の簿記を学ぶため、簿記2級を取得すれば、採用する企業からも「即戦力」として見られるので、内定がもらえる確率がグッと上がるので、転職活動を有利に進めることができます。
経理業務における実践スキルを備えているので、内定後も経理や財務系のチームに配属される可能性が高く、自分の知識やスキルを十分に発揮することができるでしょう。求人票にも、「簿記2級以上歓迎」とか「簿記2級以上(必須条件)」などの記載も多く、転職できる選択肢が少なくて困ることもありません。
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女性の方が男性よりも簿記2級の資格を活かしやすい?
簿記2級が活かせる職種には、経理などの事務職があります。経理の仕事は、女性が在籍している割合が多いため、女性が働きやすい環境づくりが進んでいます。
当然のことながら、女性のライフイベントともいえる、結婚や出産、育児に対する理解も深く、産休や育休によるブランクがあっても復職しやすい環境が整っています。
また、簿記2級の資格を持っていれば、全国どこでも通用しますので、例えば旦那さんの転勤で、他の地域へ引越ししたとしても、その地域で簿記2級が活かせる仕事が見つけやすいメリットもあります。
経理の仕事は「実務経験」が重視される傾向にありますので、資格を持っているだけではなく実務経験があると、転職活動にも大きくプラスになるでしょう。
簿記2級を持っていると具体的に何ができる?
簿記2級では、実際の経理業務に役立つ、財務諸表の作成・分析などのスキルを身に付けます、転職する企業規模としては、中規模クラスの経理部で働くケースが多いでしょう。主に簿記2級が活躍できる分野には次のようなものがあります。
- 中小企業の経理部
- 会計事務所
- 保険会社
- 証券会社
- 銀行 など
また、簿記2級は、「工業簿記」も習得しますので、製造メーカーが製品を作るときの原価計算ができるスキルもありますので、製造業の経理部への就職も可能です。
日商簿記2級で活躍できる求人をご紹介!
簿記2級が転職に役立つのは何歳まで?
簿記2級を持っている20・30代女性の場合
転職市場においては、20代後半から30代前半の人材獲得が活発です。そのため、その年齢幅の方にとって転職を有利になるでしょう。経理職では、日商簿記2級、実務経験があれば優遇されます。
簿記2級を持っている40代女性の場合
求人広告では「年齢制限の禁止」が義務付けられています。求人票は「年齢不問」となっていますが、実際は年齢を理由に採用が見送られる場合もあります。年齢的な境界線が40歳と言われていますので、転職する際、40歳を下回るか上回るかで賃金が変わる可能性があり、40歳を超えると、賃金が下がる可能性があります。
若年層の労働人口が減っているため、社会経験のあるベテランの採用に力を入れる企業もありますので、転職を考えるなら「40代活躍中」など、ベテランの採用に積極的かどうかも求人票でチェックしましょう。
また、日商簿記2級を仕事に活かす方法について、更に詳しく知りたい場合は「日商簿記2級は仕事に活かせるのか?役立つ就職先・転職先とは」の記事をご覧ください。
簿記3級から2級を取得して転職活動に役立てよう
日商簿記試験は、実は何級からでも受験することができます。最も高い年収が見込まれる1級を狙って、はじめから2級を飛ばして1級への合格にチャレンジすることも可能です。
しかし、実際のところは1級は、2級での学習内容をベースにしていますので、2級レベルの知識なくして、一発で1級に合格するのは難しいでしょう。
1級を目指すなら、その基礎となる3級から徐々にステップアップしながら狙うのが確実です。では、それぞれどのようなレベル差があるのでしょうか。
- 3級…初歩的な商業簿記を学ぶ基本レベル
- 2級…商業簿記にプラスして工業簿記を学び、就職・転職が有利になるレベル
- 1級…税理士・公認会計士などの国家資格にチャレンジできるレベル
2級になると、3級で学んだ商業簿記に加えて、工業簿記も勉強します。原価計算の方法など、実際の経理業務に必要な知識を学び、覚えるべきことも増えますが、だからといって難易度が急に上がるわけではありません。2級も過去の問題集を使ってしっかり勉強すれば、独学でも合格は可能ですので、転職するなら「簿記3級」よりも「簿記2級」を目指しましょう。
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