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税理士試験には受験資格がある!しっかり確認しておこう

2017/03/24

税理士は難関国家資格のひとつとして有名ですが、試験に合格すれば個人で開業することもできる一生ものの資格です。そのため資格取得に興味があるという人は大勢いますが、受験資格がないと受けられないことに気が付いている人は案外少ないようです。

せっかく興味を持っても受験資格がないのでは試験を受けられません。どんな受験資格が必要なのか、資格がないときはどうすれば受験できるようになるのかを前もって知っておきましょう。

 

税理士試験の基本!受験資格が必要だと知っていた?

税理士試験に受験資格が必要なことを知らずにいると、いざ受けたいと思ってもすぐには受けられません。そこで、税理士試験に受験資格があることはどれくらいの人が知っているのか、アンケートで認知度を調べてみました。

【質問】 税理士試験を受けるためには、受験資格の条件を満たしている必要があることを知っていましたか?
【回答結果】 知っている:192
知らなかった:308

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調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年01月23日~2017年01月30日
有効回答数:500サンプル

 

受験資格は要らないと思っていた人が多数派!

アンケートの結果、「受験資格があることを知らない」と答えた人が全体の約6割を占めました。

  • 税理士試験は、希望すれば誰でも受けられるものだと思っていました。(30代/会社員/男性)
  • 以前、経理の仕事をしていたので、税理士には興味がありました。が、受験資格があるのは知りませんでした。(40代/自営業(個人事業主)/女性)
  • 税理士試験なんて、とても難しそうで自分では絶対に受かるはずがないと思い、詳しく調べたことがありませんでした。(20代/パート・アルバイト/女性)

「受験資格があることを知らなかった」という人のコメントには、「税理士試験を希望しても受かるわけがないと思ってこれまで詳しいことを調べたことがなかった」という意見が目立ちました。

また、税理士に限らず資格試験は希望すれば誰でも受けられるものだと思っている人もたくさんいました。受験資格が必要だということは、本気で受験を考えて動き始めてからでないと気が付かない人が多いことがわかります。

一方、知っていると答えた人のコメントは次の通りです。

  • 簿記の資格を取っている時に、税理士の資格を取りたいと考えたことがあったから知っています。(40代/専業主婦・主夫/女性)
  • 全く条件なしで誰でも試験に受けられることは、逆に怖い。(20代/会社員/女性)
  • こういった国家資格は、条件を満たしている必要があることがほとんどなので。(30代/会社員/男性)

「受験資格が必要なことを知っている」と答えた人の中には、「税理士試験を受けるために調べたから知っている」という人の他に、「国家試験の多くが受験資格を必要とするものだから、税理士も受験資格があって当然だと思っていた」という人がいました。

なかでも「他の国家試験を受けた経験上受験資格が必要なことを知っている」というコメントと、「知り合いや家族が税理士の受験をしたために知っている」というコメントが多く見られました。

全体的に見ると知らなかった方が多い結果になりましたが、その多くは税理士試験を受けるつもりがなかったことが前提にあるようです。知っているという回答からも、国家試験や税理士試験を意識した段階で初めて受験資格が必要なことに気が付くケースが多い様子がうかがえたように、自身に関係があるかないかで異なるのでしょう。

 

税理士試験を受けるためには欠かせない受験資格!その条件とは?

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税理士試験の受験資格は大きく分けて「学識」「資格」「職歴」「認定」の4つに分かれます。具体的な条件は以下の通りです。

<学識条件>
・大学、短大、または高等専門学校を卒業した者で、法律学または経済学に属する科目を1科目以上履修している者。
・大学3年次以上の学生であり、なおかつ法律学または経済学に属する科目を含む62単位以上を取得している者。
・修業年月が2年以上で、なおかつ総授業数が1700時間以上の専修学校の専門課程(いわゆる専門学校)を修了した者で、その専修学校で法律学または経済学に属する科目を1科目以上履修している者。
・司法試験に合格している者。
・旧司法試験法の規定による司法試験の第二次試験または旧司法試験の第二次試験に合格している者。
・平成18年度以降に公認会計士試験短答式試験に合格している者。
・公認会計士試験短答式試験において全科目を免除されている者。

<資格条件>
・日本商工会議所が主催する簿記検定試験で1級に合格している者。
・昭和58年以降に社団法人全国経理教育協会が主催する簿記能力検定試験で上級に合格している者。
・会計士補である者。
・会計士補となる資格を有している者。

<職歴条件>
・次の事務または業務に通算2年以上従事している者。
1)弁理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士としての業務。
2)法人または事業を営む個人の会計に関連する事務。
3)税理士・弁護士・公認会計士などの業務を補助する事務。
4)税務官公署での事務またはその他官公署での国税もしくは地方税に関する事務。
5)行政機関における会計検査などに関連する事務。
6)銀行など金融機関での貸付などに関連する事務。

<認定条件>
国税審議会が個別に受験資格ありと認定した者。

以上のいずれか1つに該当すれば受験資格があると認められます。ただし、受験にはいずれかの条件を満たしていることを証明する書類の提出が必要です。

 

受験資格はなぜ必要?資格がないまま受験してはダメ?

税理士試験に受験資格が必要なのは国家試験だからという意見がありましたが、国家資格の中にも受験資格があるものとないものがあります。

例えば、公認会計士は資格を取れば税理士の仕事も行うことができる国家資格ですが、受験資格は特に定められていません。しかし、公認会計士の場合、あらかじめ短答式試験で基礎的な知識を持たない人がふるい落とされています。

税理士試験では、そのふるい落としが受験資格という形で行われているだけです。もし、受験資格なしで誰でも受けられるようにしてしまうと、受験者は増えるかもしれませんが、試験内容のレベルを保つのが難しくなります。ある一定以上の知識を持っている人を受験の対象にすることで、試験のレベルと合格率を保てるようにしていると考えるとよいでしょう。

ちなみに、税理士試験では出願時に受験資格があることを証明する書類の提出が求められるため、受験資格がないまま受験することは不可能です。税理士が合格後に税法のプロフェッショナルとして活躍できるように、受験資格が設けられているわけです。

 

受験資格を得るために考えられる4つの方法!どれが近道?

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税理士の受験資格がないと気が付いても、それだけですぐにあきらめてしまう必要はありません。簡単ではなくても受験資格を得る方法はあります。受験資格がない場合は次の方法のいずれかを選んで受験資格を得るようにしましょう。

1)学識条件を満たす
2)資格条件を満たす
3)職歴条件を満たす
4)国税審議会の認定を受ける

当たり前といえば当たり前のことですが、受けるためには上記の条件を満たすしかないのです。この中から自分でも満たせそうなものを見つけ出して、チャレンジしてみましょう。

現実的な方法として考えられるのは、高等専門学校以上の学校で勉強して卒業する方法、試験を受けて資格を取る方法、会社や事務所で2年間の職歴を付ける方法のいずれかです。このうち、猛勉強すれば1年でも受験資格を得られるのは、公認会計士短答式試験に合格することと簿記検定1級または上級に合格することです。難しい試験ではありますが不可能ではありません。

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税理士になるにはどんな方法がある?戦略的な税理士資格取得のための基礎知識

 

こんなケースは受験資格あり?それともなし?

自分に受験資格があるのかないのかわかりにくいという人も少なくないようです。

例えば、個人商店の会計事務をしている場合、店の規模や売り上げが関係するのかどうかが気になるという声は多く聞かれます。しかし、商店や法人の規模は関係なく、通算で2年以上会計事務を行っていれば受験資格はあると判断されます。ただし、すべての処理をコンピューターに任せている場合は受験資格がないとされています。

また、通算2年以上ということは別々の会社や事務所での事務経験もカウントされるのですが、受験資格を証明するための書類が必要なため、通算で2年以上になることを証明できるような書類を用意できなければ受験できません。

さらに、高卒の人は受験資格がない、大卒の人は受験資格があると単純に考えている場合も要注意です。高卒でも経理などの仕事を2年以上続けていれば受験資格を得られます。

一方、大卒でも法学部や経済学部を卒業していない場合、一般教養などで法学か経済学を1科目履修していなければ受験資格はありません。

 

まずは受験資格を満たすところから!自分の条件を確認してみよう

税理士は受験資格がなければ試験を受けることができません。しかし、受験資格が設けられているのは理不尽な理由からではなく、税理士という資格を高いレベルでキープするために必要だからなのです。ですから、税理士になりたいのであれば、まずは自分に受験資格があるかどうかを確認することから始めてなければなりません。

そして、まだ条件を満たしていないのであれば、自分に合った受験資格を得る方法を選び、資格を得るチャレンジをスタートさせましょう。

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