
面接を攻略するための対策
2016/11/25
Contents
面接の受け方
なぜ採用の際に面接を行うのか?
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。「面接=あなた自身のプレゼンテーションの場」。 この最も重要な場面で失敗しない為に事前準備と心構えを確認して臨みましょう。
企業は面接において、主に以下の3点を見極めます。
- 転職者のキャリアと資質が、仕事に求めるニーズと合っているのか。
- 企業風土と転職者が、適合しているのか。
- 転職者の仕事への取り組み姿勢・将来の目標を知り、企業が望む人材なのか、 また、その企業でその人材を活かせる事が出来るのか。
面接本番で、よい印象を残し、自分のもっている力をどこまで発揮できるのか!このためには、徹底した事前準備が必要となります。この機会に自分自身を振り返り、キャリアの棚卸しをして、自分のアピールポイント(経験やスキル・実績)を整理しておきましょう。 こうすることによって、再スタートを切るための心の準備と、転職を成功させるための道が近づくのです。
転職するための準備とは(心の準備のために)
自分自身の仕事観を整理してみる
この転職を機に、自分の仕事観を整理してみましょう。仕事(会社)に何を求めるのか?仕事を通じてどのような人生を歩んでいきたいのか?転職では志望動機だけでなく、自分の中で、まずこれを明確にしておかないと、退職理由や入社後にどう働いていこうと考えているのかといった質問に対して、回答に説得力がありません。仕事を通して実現したいと思っていること。それを具体的にどのような働き方で実現していきたいのかということを整理していきます。
転職の目的を再確認する
なぜ、転職をするのか?転職を考える(決断した)きっかけになった事柄や、現状の不満・夢を洗い出してみる。また、転職によって何を実現したいのか 自分自身を見つめなおしてみましょう。
面接をするための準備とは?
退職理由のチェック
会社都合による退職(倒産等)は例外として、企業は退職理由を詳しく知ろうとします。
その理由には、本人を知るための多くのヒントが隠されているからです。会社や仕事・人間関係の不平不満があっての退職でも、現状への不満だけが理由にならないように注意し、それに対して、自分はどう考えてどのように行動したのか、また、そのことについて今何を学んで、今後の仕事でどう取り組んで生きたいのか、前向きに誠実に話すようにしましょう。
志望動機を明確に
数ある会社の中からなぜその会社を志望したのかを具体的に説明することが重要になります。同業他社には無い魅力、興味を覚えるポイントを探し出し、そこに自分の経験や志向、将来のキャリアプランを結び付けて話すことができるよう準備しましょう。
何故この会社に入社したいのか、「志望動機」を真剣に考えてみて下さい。
仕事内容を研究する
希望する仕事について、ただ「好きだから」「経験を活かせるから」だけではなくて、何故その仕事をしたいのか、もう一歩踏み込んで明確に説明しなければなりません。具体的にどんな部分が好きと感じるのか、経験を活かしてどのようにスキルアップしたいのか、また貢献できるのかを合わせて回答することが大切になります。仕事への意欲、熱意をアピールできる場と捉え、今一度整理してみましょう。
業界の動向を知る
同業への転職はもちろん、異業種への転職の場合は必ず業界動向(特徴、主要商品・サービス、課題、将来性、最近のトピックス等)の知識は事前に頭に入れておきましょう。
表現力・理解力のチェック
面接の際、スキルや実績はもちろんのこと、ビジネスマンとしての基本的なマナーを身に付けているのか、また、コミュニケーション力の基礎として、自分の考えをどれだけ的確に相手に伝えることが出来るか、また、質問に対してその問いかけられている意味を的確に受け止めることが出来るのかを判断されています。同時に、口を閉じるタイミングも大切です。
答えの内容ばかりでなく、表情、視線や声、しぐさ、姿勢・・・さらに、その場にとけ込めているかどうか、熱意、自信はあるのか?というところまでみられます。
面接はプレゼンテーションの場でもあります。売るモノはあなた自身であるから。
面接時にチェックしておくべきこと
面接前の事前準備
面接社数
チャンスは自分で掴むもの。選り好みはせず積極的に面接を受けてみることが大事です。
受ける企業の事をどれ位知っていますか?
忙しい中、時間を頂いている採用担当者に対して企業の事を全く知りませんでは失礼です。事業内容はもちろん、会社のポリシー、特色など情報の隅々まで事前にチェックする必要があります。
履歴書・職務経歴書の復習
面接時では提出した履歴書・経歴書に書いてあることが話題になることが多いので事前に熟読しておくと安心です。
履歴書・職務経歴書は持参する?
既に郵送している場合でも、担当者が複数いた場合なども考えて予備を持っていくこと。面接中の自分の控えにもなるので便利です。
第一印象
髪型・服装など身だしなみはしっかりとして清潔感を出しましょう。第一印象で採用担当者から見たイメージを上下してしまうこともあるので要注意。
面接当日の心得
時間管理
現地には10分前には到着するつもりで。先方も忙しい中、時間を頂いているので遅れることが無いよう事前に交通などをしっかり確認することが必要です。
遅刻時の対応
遅刻や日程変更などをメールで連絡する人もいますが、現在の情報を正確に伝えるためにも電話で直接話した方が賢明です。
緊張の自覚
無理にリラックスしようとすると逆効果。逆に適度な緊張は効果的と言われています。背筋を伸ばしてあごを少し引くと自身がありそうに見えるので意識してみましょう。(やりすぎると高圧的になるので注意!)
担当者の人間性
採用担当者は企業の顔。その方のタイプ、対応などを通じて自分に合うかどうかを見極めてることも必要です。
社内の雰囲気
1日の大半を過ごす職場。居心地は良いか?社員の方々の雰囲気はどうか?などチェックしてみましょう。(面談終了後、オフィス内を見せてもらう事も可能な所も多いです)
想定問答集の作成
「職歴紹介」「前職の仕事内容」「退職理由」「志望動機」などは必ず聞かれる質問。特に退職理由や志望動機は「前向き」な表現をすることを心がけましょう。
質問事項の用意
面談最中に質問の有無を聞かれて「特にありません・・・」ではやる気を疑われます。事前に5つくらいは質問を用意すること。
謙虚な気持ちで・・・
面接においてはどちらも選ぶ立場。しかし 「お願いします」という謙虚な気持ちを持って面談に望むと効果的。
メモを取る
採用担当者から会社の説明やポリシー、仕事内容など説明を受ける場合、メモを取ると好感がアップします。(但しメモを取る事にのみに捕らわれすぎないよう注意)
諸条件に関して
いきなり給与や休暇、残業など細かく聞くことはNG。人間性やキャリア、仕事内容を確認し合うのが面接。まずはベースのコミュニケーションをしっかりと築いてから話をしましょう。
希望年収
前職の年収は正確に答える。希望年収は、特に拘らず会社規定内で良ければその旨をはっきり伝える。また希望がある場合は最低希望年収を理由も含めてはっきり伝えよう。
就業可能時期
就業開始可能日を聞かれた場合、離職中であれば問題ないが、現職中の場合は現実的にいつから就業可能なのかをハッキリと伝える方が良いです。
自然体
自分を魅力的に見せようとすると肩に力が入るし、言葉も強く、時にはきつくなりがちなもの。出来るだけ自然体で臨みましょう。
話し方
話が長いと敬遠されがち。会話は即答でも無くてもよいから常に頭を整理し、簡潔に答えることが大事。
経験が無い業務について 何でもできるという必要はない。経験が無い、知らないと言う事に関して正直に話すこと。但し、勉強します!学びます!と前向きな表現で答えましょう。
面接後のフォロー
面接が終わったら・・・
面接のお時間を頂いたお礼と是非入社したいという自分意思や伝え切れなかった事を簡潔に書き(2枚程度)郵送すると効果的です。
内定後に確認すべきこと
入社前に労働条件明示書を受取ること。労働条件明示書は労働基準法上で必要とされる法定書類です。口頭だけの約束による入社で後々トラブルなるような事がないようにしましょう。
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