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経理がより良い転職をするために

経理は転職しやすい!転職を有利に進めるために知っておきたいこと

2023/11/01

経理職は事務職のなかでも転職しやすい職種といわれます。そういわれるにはどのような背景があるのでしょうか。また、経理職が転職活動を行う際の注意点はあるのでしょうか。こちらの記事ではこれらの経理経験者の転職事情の特徴や考えられる選択肢、経理職の人が転職をスムーズに進めるために知っておきたいことなどを解説していきます。

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経理が転職しやすいといわれる理由

経理職が転職しやすいといわれる理由には以下のようなポイントがあります。

経理部門は企業に必須

経理業務は管理部門でも特殊な業務内容です。経理業務の経験や経理財務の知識をもつ人材はどの企業においても重宝されます。

基本的な業務内容は同じ

一般的に日々のお金の管理(出納)、取引の仕訳(記帳、会計システム入力)などから決算業務まで、どのような業界であっても大きな流れ・仕事内容は同じ部分があるのです。

知識・スキルはどの業界でも近い

経理業務は数字を取り扱うことが多いのでExcelのよく使用します。また、会計ソフトだけでなくその他のPCの基本操作などのITスキル、企業経理の基本知識などが必要です。加えて、他部署とのやり取りが多いためコミュニケーション能力が身に付きます。このような経理職の経験から得られるスキルは他業種でも応用しやすいので転職しやすいといわれる所以です。

専門知識が必要で経験者の方が有利な傾向

専門的な会計知識が必要になるため、経理職の採用には、未経験者よりも経験者の方が有利なケースがあります。

資格保有者が評価されやすい

簿記検定だけでなく税理士資格や公認会計士などの士業を保有していると高評価を得られやすく、転職活動時の武器になります。

スキルレベルがわかりやすい

企業規模、月次決算・年次決算の業務経験の有無など、経験内容から採用側が求職者の得意分野やスキルレベルの判断をしやすい業務です。

経理が転職するきっかけ

経理職の人が転職しようと考えるきっかけの主なものは以下の理由のようです。

キャリアアップを目指すため

資格を活かして現在より幅広い経理業務に携わりたい、重要なポジションで即戦力として働きたい、より経理のプロフェッショナルとして専門分野を極めて働きたいなど、キャリアアップが動機となる人がいます。

異業種へキャリアチェンジを図るため

同じ経理職でもこれまでの経験を強みとして異業種に転職して挑戦することを目指す人もいます。

より良い待遇や環境を求めて

残業が多いなどワークライフバランスの見直し、社風の異なる職場や自分の価値観に近い考え方で働くことができる職場を希望するケースなど、働く条件をよりよくしたい、派遣社員などの非正規雇用から正社員として働きたい、といった理由からの転職希望者もいます。

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専門性を高め、キャリアアップが望める転職先

経理職からキャリアアップが期待できるのはどのような職場でしょうか。

経営・管理部門

経理職の経験者は経営企画に携われる可能性が高いです。経営企画は、経営者目線の企業経営を企画・推進するポジションで、経理ならではの経営数値や財務状況の分析能力を活かせるためです。

IR部門

決算短信の作成、株主対応などを行うIR部門であれば、会計知識が必須ですので、決算書を読み解き分析する能力が活用できます。

会計事務所

会計事務所の主な仕事は仕訳の記帳業務(会計ソフトへの入力)が中心で、経験者は歓迎される環境です。公認会計士や税理士資格(科目合格)などの保有資格があれば、それを活用して業務範囲を広げることも見込めます。

コンサルティングファーム

財務・会計コンサルタントとして戦略系コンサルタントや総合系ファームやファイナンシャルアドバイザリー系のファームで経験を活かすことができます。

大手税理士法人と中小会計事務所の違い

経理の転職先候補に大手税理士法人と中小会計事務所を考える人は多いでしょう。どのような違いがあるのか、以下にまとめます。

会計事務所業界の構造

会計事務所の業界の構造を説明にあたり、まずは「Big4」に触れなければなりません。「Big4」とは、世界規模で会計監査を行っているコンサルティングファームのネットワークを指します。具体的にはアーンスト・アンド・ヤング(EY)、KPMG、デロイト・トウシュ・トーマツ(DT)、プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)の4つを総称した名称が「Big4」です。この世界規模のネットワークを有しているグループは規模も大きく、業界でも大きな存在です。

Big4と呼ばれる税理士法人

いわゆるBig4の監査法人のグループ内に構えられている税理士法人を総称したのがBig4税理士法人です。EY税理士法人、KPMG税理士法人、デロイトトーマツ税理士法人、PwC税理士法人の4つがあります。

国内大手会計事務所

いわゆるBig4の監査法人グループのいずれかに所属している日本の監査法人は、国内でも大手とされています。例えば、EY新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwCあらた有限責任監査法人などがあります。また、Big4に属さない大手の会計事務所もあり、100人単位の従業員が働いている専門家集団です。

中小会計事務所

大手の会計事務所は都会に集中するケースが多く、地元の企業や団体向けに記帳サービスやコンサルティングを展開している割合が高いのが特徴です。

大手税理士法人の主な業務内容

主なクライアント:大手企業、非居住者(外国に住んでいる人)など
主な業務内容:税務コンプライアンス(税務申告書の作成、税務相談、税務代理など)、税務コンサル(M&A・組織再編、事業承継など)、国際税務(関税・間接税、移転価格など)、個人所得税(非居住者の確定申告)など

大手税理士法人の主な業務内容

主なクライアント:大手企業や金融機関など
主な業務内容:税務顧問(税務申告書の作成、税務相談、税務代理など)、コンサル(M&A・組織再編、事業承継など)、国際税務(関税・間接税、移転価格など)

中小会計事務所の主な業務内容

 主なクライアント:未上場の中小企業、個人事業主、個人
 主な業務内容:税務(税務申告書の作成、税務相談、税務代理など)、経営コンサルティングなど

経理が転職を成功させるために気を付けること

経理が転職を成功させるために気をつけるべきこと

転職活動を進めるにあたり、以下のような点に注意することが重要です。

転職活動のタイミング

経理職はその会社の決算期のタイミングにより、繁忙期・閑散期が比較的わかりやすい職種です。それもあり、繁忙期の直前に退職となるような時期を避けて転職活動を進めましょう。後任の補充など会社側も退職後の対策ができることもあり、業務スケジュールをチェックしたうえで転職することで円満な退職手続きにもつながります。

規模が異なる企業への転職

応募先の企業規模が上場企業・大企業や外資系のとき、業務量が大幅に増える、特殊な会計処理や独自の業務が発生することがあります。その場合、難易度の高い業務や新たな知識が必要となる場面に出くわすでしょう。挑戦する意味では良いのですが、あまりにも実力に見合わない転職先を選択することを不安に思う人は、安心して職務を開始できる規模感の会社へ応募することをおすすめします。そのためにも求人情報をよく把握してミスマッチのないようにすることが大切です。

経験年数は3年以上が望ましい

経理業務は日々繰り返す業務だけではなく、数ヶ月ごとに1回、もしくは1年に1回といった作業がある事から、一通りの業務を経験するのに時間を要します。そのためあまりにも短い期間の勤務年数だと、業務経験が少ないと企業側に判断されがちです。実際に年間を通じてさまざまな業務があるため、3年間は経験することで十分な経験が得られるでしょう。経理経験が短い人の場合、まずは同じ職場で3年以上は仕事を経験してから転職活動を進めることをおすすめします。

キャリアアップを目指すなら資格取得

会計・経理業界の知識やスキルの証明として示す要素としてあげられるのが経理関係の資格です。選考時の面接対策においても、離職していた期間に何をしていたかを示し、アピールすることができるというメリットがあります。自分の転職活動に必要なものは何か整理したうえで、関連資格を取得し準備したうえで転職するという道もあります。

転職をきっかけにキャリアアップを考える

経理事務の実務経験者は転職に有利だということもあり、転職することでキャリアアップに繋がりやすい職種です。事務系のなかでもスペシャリストと呼ばれる職種で求人数もある程度の数があり、転職市場としては募集案件が比較的豊富にあるでしょう。かつ、給与などの待遇面でも一般事務や事務系の他職種に比べると良い傾向にあります。あらためて自分自身が転職後はどう活躍していきたいのか、働くうえで何を重視しているのかを明確にし、キャリアプランや自己理解を深めて転職活動を進めましょう。
もし経理職からの転職を検討しているのなら、無料で登録できる求人サイトや転職サイト、転職支援サービスなどに登録することが有効です。キャリアアドバイザーや転職エージェントからサポートを受けることからでき、キャリアの棚卸しや選考を進めるコツなど転職ノウハウが得られます。

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会計求人プラスシニアエージェントK
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