税理士を目指す志望理由はここにあり!魅力ある仕事内容とは?
2024/01/25
会計に関連した士業として人気の高く魅力あふれる税理士は、国家資格を持っている人しか行うことのできない独占業務がたくさんあります。
そのため、税理士は1度資格を取得したら、一生ものの安定した仕事になるともいわれています。
世の中にはさまざまな士業がありますが、税理士の仕事の魅力とはいったいどのようなところにあるのでしょうか?
税理士は何年もの長い勉強時間を必要とする資格ですので、税理士は目指すだけの魅力や価値がある仕事といえるのかは、現在税理士を目指して勉強している人も、これから目指そうとしている人にとっても重要です。
税理士の魅力について改めて検証し、目指す価値があるのか詳しく解説いたします。
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コンテンツ目次
勤務税理士の平均年収もかなり高い
税理士の働き方としては大きく分けて2つに分かれます。
自分の事務所を開設している開業税理士と、税理士法人などに努めている勤務税理士(社員税理士と補助税理士)がいます。
そのうち開業税理士は、すべての税務を自分の名前で行うことができるため、平均年収はかなり高めになっています。しかし、勤務税理士でも一般のサラリーマンなどと比べると年収は高めと言えます。
ですから、税理士の資格を取得したら、税理士として経験を積むために勤務税理士として税理士事務所に勤めながら、いずれは開業することを目指して頑張っている人が多いのです。
年収の面だけ考えても、税理士になると魅力ある仕事であると言えるのではないでしょうか。
また、税理士の魅力ある年収事情について、更に詳しく知りたい場合は「税理士の年収の現実とは?20代・30代・40代の年齢別や働き方による違いを解説!」の記事をご覧ください。
開業することで働き方が自由になる
税理士は独立することが可能な資格といえます。そのため、いずれは自分で事務所を開設し、会計事務所を経営していきたいと思っている人も多いでしょう。
開業することで自分の働きたい働き方を選ぶことができ、働きたい時間を自由にプランニングして働くこともできます。
やりたい仕事だけをやることも可能です。独立すると、貴方が経営者になるのですから、実現したいと考えてきたことを1つ1つ実現していけます。
例えば、税理士が何時から何時までしか働いてはいけないという決まりはないため、夜働いている人向けに夜を営業時間にして税務相談をするなどということも可能になります。開業すればアイデア次第でいろいろな働き方ができるのも、税理士の仕事の魅力です。
もちろん、独立開業することにはリスクも多くあります。
例えば、新規顧客を獲得するためには営業活動もしなくてはなりません。また、働き方や、仕事を選ぶ事もできますが、その責任は全て貴方がもたなくてはなりません。
責任も大きい独立開業ですが、うまくいけば収入も大幅にあがりますし、なにより自身で考えたことを実現することができる面白さがあるのです。
以前は開業すれば、クライアントから問い合わせがあった時代ではなくなりました。開業したら、集客は自ら行わなくてはなりません。
そのため、独立開業する際には、ある程度の顧客の見込みができてからというのが現在のスタイルと言えるのではないでしょうか。
ある程度のクライアントを確保できる算段がないと、開業時はゼロから始めなくてはなりません。
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若いうちから責任ある仕事を手掛けられる
税理士の場合、税理士にしかできない業務(独占業務)がいくつかあるため、年齢は関係なく責任ある仕事を任されるチャンスがあります。
もちろん、業務を始めたばかりの税理士に最初から難しい業務を任せてくれる企業は少ないかもしれませんが、一般の企業で働く場合よりも責任ある仕事を早いうちから任される可能性は高いと言えます。
若いうちから始められて、一生涯の仕事にできる点が、税理士の仕事の魅力のひとつです。
さまざまな業界の人と出会い関わり合える
税理士はさまざまな企業の税務を担当します。もちろん、長く続けていくうちに特に詳しい業界というものができていく可能性はありますが、どの業界の企業も税務は必要とするため、幅広い業界から仕事の依頼が来ることが期待できます。そうなると、さまざまな業界の人と出会うことができ、さまざまな業界の帳簿を見る機会に恵まれます。
税理士という立場でなければ、出会えないような業界の人とも出会う可能性を秘めているのが、税理士の仕事の魅力と言ってよいでしょう。
需要がなくなる心配がない
世の中には急に需要がなくなり、それ自体がなくなってしまう仕事もありますが、税理士が扱うのは税に関わること全般です。税金は国の財源になっているものですから、納税の義務がなくなるわけはなく、税金がなくならない限り税理士の需要がなくなる心配もありません。
税が複雑化するほど、資格のない人が自力で納税するのが難しくなるため、将来的にも税理士の仕事がなくなることは考えにくいと言えます。
実際に税理士の魅力を聞いてみた!
世の中では、税理士の仕事の魅力はどんなところにあると思われているのでしょうか?アンケートを取って調べてみました。
一般の人が感じる税理士の魅力とは?
- 国家資格というところです。定年がないので、いくつになっても現役でいられるのが魅力だと思います。(専業主婦・主夫/女性/20代)
- 税理士は今の時代もこれからの時代もなくてはならない仕事です。常に必要とされる仕事で需要はあると思います。税に関して困っている人やアドバイスなどをしているのはすごいと思います。(会社員/男性/30代)
- 学歴がなく受験資格がなくても努力次第では日商簿記一級を獲得する等して受験資格を得られるところ、頑張り次第で成れるところが一番の魅力だと思います。(自由業・フリーランス/男性/20代)
- 何よりも独立開業できるところです。経営コンサルや社労士は企業に必須というわけではないですが、税理士は決算をする以上、そして相続や不動産が関わってくる以上、必ずお世話になるサムライ業だからです。(専業主婦・主夫/女性/40代)
- 景気の動向で収入が左右されない。(学生/男性/30代)
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2016年12月27日~2017年01月04日
有効回答数:165サンプル
アンケートの結果、人によって税理士の仕事で魅力だと感じる部分にはかなり幅があり、多岐にわたっていることがわかりました。
特に魅力的だと感じている人の多かった意見としては、世の中の景気に左右されず、需要がなくなることがないという点、国家資格で開業することもできるという点、1度資格を取れば定年がなく一生涯仕事を続けることができるという点でした。税理士の仕事は確定申告などの対象となる所得税や法人税だけでなく、相続税や不動産取得税などにも関わるため、税制が変わっても、景気が悪くなっても仕事がなくなることはないだろうという声が目立ちました。
ただし、税理士や公認会計士の仕事はAIの進化によりなくなる仕事だとも言われています。税理士の業務の中でも作業として毎月繰り返し行っているようなものについては、AIによって自動化される可能性が高いと言えます。しかし、経験にによる人の判断や、その時に最適な提案をしてくれるという臨機応変な対応は、AIには不得意なものですので、なくなることはないでしょう。
このように時代の流れや、将来の方向性を常にアンテナを貼っておくことが重要です。
また、人の役に立つ仕事をしているという印象を持つ人が多く、その点が魅力だという声も多数聞かれました。魅力として挙げられているポイントが多いことから、税理士の仕事についてプラスのイメージを持っている人が多い様子がうかがえます。
税理士の仕事には魅力がいっぱい
税理士の仕事には、国家資格によって厳格に独占業務として守られている部分がありますが、それと同時に自由度もあるため、資格を取得すれば、その時点でさまざまな働き方が可能になります。
更に、開業することによって、どんな働き方をするかを自分自身で選べるようになるため、働き方の選択肢が多いのです。将来的に需要がなくなる心配がなく、毎年確実に忙しくなる時期がある税理士の仕事。ユーザーとなり得る一般の人からもよい印象を持たれている仕事ですから、自信を持って行うことができる点も魅力と言ってよいかもしれません。
税理士の仕事には魅力がいっぱいあります。人によって魅力と感じる部分は違いますが、たくさんある魅力のいくつかは、誰もが共通して魅力と感じることができるはずです。
詳しくは、「税理士の仕事内容とは?知っているようで知らない業務を解説」をご参照ください。
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投稿者情報
- 現役の税理士として10年以上、会計事務所に勤務しているかたわら、会計・税務・事業承継・転職活動などの記事を得意として執筆活動を5年以上しています。実体験をもとにしたリアルな記事を執筆することで、皆さんに親近感をもって読んでいただけるように心がけています。
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