想いを大事にする事務所が惹きつけた、将来に広がっていく出会い【AAG 新井綜合会計事務所】
2023/11/01
会計求人プラスで良い人材と出会えたとのお話をいただき、再び「AAG 新井綜合会計事務所」様を訪問しました。時代と共に変化する有用なサービスを提供するため、40年以上も「変わり続ける勇気」を大切にし続けてきた渋谷区のプロフェッショナル集団です。
前回お伺いした「想いを大事にする」事務所がどんな魅力的なスタッフを惹きつけたのか、お話を伺ってみましょう。
真摯な想いが「ちから」になると教えられた出会い
コンテンツ目次
会計求人プラスからの就職:岩切さんインタビュー
岩切さん(入社1年目・26歳)
・就職活動社数:1社
唐突だった転職活動
新型コロナウイルスの影響を受けて働いていたお店が閉店になるという話になり、唐突に転職活動を始めることになりました。
子供の頃から算盤や算数・数学が得意で人とコミュニケーションを取るのも好きだったことから、公認会計士を目指そうとアルバイトをしながら受験を続けていたさなかの出来事です。今回の転職を機に実務でスキルアップをしながら受験に挑もうと考え、会計業界を転職先に視野に入れることにしました。
そして、インターネットで求人を探しているときに会計求人プラスを知ったのです。目標とする事務所の条件をある程度定めていましたので、業界特化したサイトは探し回らずに事務所の比較ができる点など、会計求人プラスは自分にとって使い勝手が良いものでした。
小規模の事務所で人との関わりを大事にして仕事をしたいと考えていましたが、一部の求人サイトでは文字だけで会社のイメージが掴めない点がネックでした。
こちらの事務所は全体写真で人数や雰囲気が読み取れる集合写真が掲載されていたのは助かりました。
ただ、求人情報はいろいろとチェックしたものの、応募も採用も1社で決まったため、全部の機能を使ってみるまではいかなかったです。転職活動の期間が短かったので特に自分には恩恵が少なかったですが、企業からのスカウトが届くのは自分に興味を持ってもらえるという意味で心強いと感じます。
精神的な不安も少なくない転職活動の中で、認めてもらえるというか、自信を持って活動する意欲を持てるような気がしました。
公認会計士試験の受験経験こそありますが、実務については未経験であることが転職のネックと感じていました。ですが、会計求人プラスには自分のような未経験者でも応募できる求人が少なからずあったので、まずはここから探して応募しようと決めていました。
現在のお仕事と事務所について
現在の業務は税務・監査の補助業務が中心で、個人事業主から法人まで、様々な規模の税務申告や登記申請の書類作成などを行っています。
日々新しい仕事をもらえるため、毎日少しずつ自分が成長できる環境もあって、楽しく仕事に取り組めています。仕事が割り振られて、新しいことができるようになった時などは自分が成長した感覚を得ることができるのが魅力的で、仕事にやりがいを感じています。
小規模の事務所ならではですが、「いろいろな経験をさせていただける」ことは自分のスキルアップを実感しやすく、非常にありがたく感じています。
事務所内は明るく、仕事とコミュニケーションのバランスが取られているので、質問をすれば教えてもらえる環境です。ただ、自分から積極的にコミュニケーションを取って動ける人に最適化されていますので、受け身姿勢の方には少々辛いところがあるかもしれません。
今は毎朝業務を受け取ってからその日の仕事を行っていますが、その内容は自分がギリギリ悩んで解決できる問題、という絶妙な難易度の業務が多く出されます。日々の作業結果は日報で報告していますが、忙しい中でもわかりやすくて的確な指示を出している新井を見ていると、社内のスタッフをよく見て、大切にしていることが自分にもわかります。
これからの自分
今後の目標ですが、1年後には独りで一通りの業務ができるようになるのが目標です。
まだわからないことで手を止めて考える時間があるので、これをなくしてもっと効率的に進められるようになりたいのですが、それには自分自身の課題が山積みなので、早く新しく割り振られた仕事や達成するべき課題をクリアして会社に貢献できるような自分になりたいです。
それ以外ですと、公認会計士試験資格の勉強を進めています。こちらも早期の試験合格に向けて全力で取り組んでいきたいですね。
無事に合格できた後は、代表の新井のような「相手とちゃんと向き合って的確な指示を出せるプロフェッショナル」を次の目標にしたいです。
入社の決め手
「試験勉強とスキルアップの両立に明確な答えをいただいた」
働きながら公認会計士試験に向けて勉強を進めていく方針でいたのですが、勉強時間確保のためには昼の休憩時間が勿体ないと考えていました。そのため、朝早くから働いて昼で終わりとし、午後は専門学校に行く流れを作れる事務所に行きたいと決めていました。
大半の事務所が定時から午後早めまでの勤務で昼休憩を過ごさなければいけない中、こちらの事務所では朝7時頃から事務所が開いており、自分の希望とマッチした点が大きいです。
また、どうせ働くなら自分のスキルアップができる職場を希望したいと考え、意欲があれば色々な経験を積ませてもらえるようなところも候補でした。
そんな時に出会ったのがこちらの事務所で、面談で新井から「1年で一通りの税務ができる」という言葉をいただいたのが強く印象に残っています。働きたい日は働かせてくれる、休みたい日は休んで構わない、と勉強を重視する自分の要望を最大限に尊重する約束もいただけました。
特に重視している2点に明確な答えを出していただけたので、そこで転職活動の終了を即決しました。2週間程度と短い利用ではありましたが、自分にとって良い事務所と出会わせてくれたので、会計求人プラスに感謝しています。
会計求人プラスからの就職:島津さんインタビュー
島津さん(入社2年目・32歳)
・就職活動社数:1社
・所有資格 :行政書士
転職活動
行政書士の資格を活かして、かつ勉強もできるところを知人に相談したところ、会計事務所はどうかと紹介されたのが会計業界で仕事をするきっかけでした。
前に所属していた事務所は規模が大きいわけでもなく、代表税理士以外はクライアントと接することもあまりないところでした。
実際に仕事として始めてみたところ、数字を扱うのは好きだったので会計事務所の仕事内容は自分の肌にも合うようでした。ただ、事務所の方針でクライアント数を抑える方向でもあり、もっと難しい業務や新しい案件に取り組みたい、もう少しクライアントに近い立場で仕事をしたい、と考えて様々なサイトで転職活動を行ってみました。
そんな中でindeedに掲載された会計求人プラスの広告にこちらの事務所がありました。面接まで行っていただきましたが、代表の新井も事務所の雰囲気もエネルギッシュで自分には眩しく映りました。いろいろと不安もあったのですが、じっくりと話をして大丈夫と感じた上で、最終的に入社を決意しました。
現在のお仕事と事務所について
現在の業務は担当を25社ほど持って、個人事業主から法人まで、様々な規模の巡回監査や税務申告書類の作成などを行っています。巡回監査は自分で訪問するのではなく、ご来社いただいての対応になります。
記帳はクライアントにやっていただき、その結果をチェックして訂正と状況の説明をするのが基本的な流れになります。転職前は預かった書類から確認を入れつつ記帳をしていましたから、仕事内容は随分と様変わりしたと思います。
ご来社いただいた際は、社長は孤独とも言われますから、社内では気持ちを出せず溜め込んでいるのを聞くことを大事にしています。また、何を求めているのかを上手くヒアリングして回答・説明することで、今後の不安を和らげて一緒に取り組んでいることを伝えるようにしています。
これからの自分
まだまだ経験不足を実感していて、普段出てこない取引や難しい取引は知識不足なので社内の先輩の力を借りて対応しています。
自分でも知識を深めて独りで対応していきたいですから、わからない点は先輩や新井の時間をいただいて回答してもらえています。その点では、学ぶ姿勢にはサポートが手厚い事務所と言えますね。今後の目標としては、様々な案件を自分ひとりで進められるよう新しい業務に取り組んでいきたいです。
入社の決め手
「忙しいのに時間を取って聞いて、不安について一緒に考えてくれた」
実は、自分では勤まる自信がなくて一度はお断りをしたんです。その後も新井より何度か連絡があり、不安な部分はサポートする旨のお話をいただいていました。最終的には、その時のプライベートの状況もあって天啓とも考え、熟考の上で承諾しました。
入社の決め手としては、転職に関する不安要素を取り除いてもらえた、というのが一番大きいのだと思います。
職場の雰囲気はすごく良かったのですが、その雰囲気を壊さずに自分が受け入れてもらえそうかとか、一歩引いたところでサービスを提供していた自分のスキルでクライアントの矢面に立てるかとか、そういった不安を代表の新井自らが忙しいのに時間を取って聞いて、一緒に考えてくれました。
それがあったからこそ、どんどん新しいことに挑戦していく事務所で一緒にやっていく気持ちになれたのだと思います。
会計求人プラスにて採用:新井代表よりメッセージ
AAG 新井綜合会計事務所 新井代表
採用にあたって
島津は、「経験者採用」の枠組で採用しました。実は採用に至るまで1年間ほど私の方から強烈なプッシュをして当事務所に来ていただきました(笑)。
面接前に業務歴を拝見させて頂き基礎的な実務能力を備えていると判断していました。その上で実際にお会いしたら、とても礼儀正しく、そして相手の立場に立って業務を進められる気性に感銘を受けたのは今でも鮮明に覚えています。
島津の業務への取り組み方は、クライアントから信頼され、クライアントからも育ててもらえる専門家になれる、そう確信したことが採用に致しました。
岩切は、島津とは異なり一「未経験者採用」の枠組みで採用しました。私の面接では、岩切に限らず全ての方から可能な限り今まで取り組んだことをお伺いするようにしています。
取り込んだことへの結果はあまり重視していなく、取り組む際の姿勢を大切にしています。岩切は公認会計士試験の勉強をしていて、試験のお話を中心に聞かせて頂きました。私の若かりし頃から考えると、とてもしっかりしていると感銘を受けました。
面接では試験結果に対する客観的な分析をする姿と、ところどころに見せる人懐っこい笑顔が印象的で、一緒に業務をしたいなと感じたことが採用の決め手です。
採用スタッフへの今後の期待
採用前に私が感じた島津の業務姿勢は事務所の財産になりました。基礎的な知識や経験を備えていた島津は、当事務所でもクライアントから信頼され、クライアントからも育ててもらえる専門家になったと感じています。
所内では先輩社員から業務について教わり、所外ではクライアントからも育ててもらい、その経験や知識を所内の同僚や後輩に対して親身に共有する姿勢は、まさに範を示しています。
最近は税務調査対応や法令解釈が難しい案件にも積極的にチャレンジしています。採用前から島津を見ている私としては、島津が自分自身と向き合い、勇気をもって業務にチャレンジする姿にとても成長を感じています。今後はワークライフバランスをより一層充実しながら、島津自身のキャリアアップを図っていくことを期待しています。
岩切は実務未経験ではありますが、公認会計士試験の試験成績を伺い、基礎的な知識は十分に実務対応できる水準にあると判断していました。今は試験勉強との両立のために早朝7時30分からお昼まで勤務をして頂いています。
面接の際の人懐っこい笑顔は、岩切の誠実な姿勢の表れであったと採用後に業務への取組をみて確信しました。他の社員からも慕われていて、スポンジのように実務を吸収しているようです。
今後は、まず公認会計士試験の合格が第一、その上で専門家としての業務への姿勢や監査法人では経験できないことを事務所でどんどん経験して成長してほしいですね。
コロナ禍に対する事務所の取り組み
基本的なことですが、感染拡大防止対策を徹底しています。またリモートによる業務体制もコロナ禍以前よりありましたが、今回再整備しました。一部の社員は状況に応じてリモートによる業務を行っています。
コロナ禍で資金繰りが厳しい業種のクライアントには特に資金繰りサポートを徹底しています。その他、コロナ禍に特有の助成金や融資制度の利用などを事務所全体で取り組んでおり、そのナレッジも相当程度所内に蓄積されつつあります。
今後の展望
開業当初より「変わり続ける勇気」を持って業務へ取り組む姿勢を大切にしています。そしてそれは今も変わりはありません。その意味では、今後の事務所の展望、それは環境変化に対する対応の連続でありますが、常に誠実性を判断基準に変化に対応していきたいですね。
前回のインタビュー内容の考え方などは、まさにその通りであり、現在も大切にしています。「現在のお仕事と事務所について」の段落は事務所の理念として根付いていると考えています。
私見になりますが、有用性がないサービスを提供する組織体は会計事務所に関わらず社会的に淘汰されるべきです。
そして社会が期待する有用なサービスは時代とともに当然ながら変化しています。その変化に対応するために、私たちは心の有り様、ものごとに対する見方や考え方、変わりゆく会計基準や税法へのキャッチアップ、IT環境への対応を継続的に行うよう意識して励んでいます。
私たちは変わる、そしてクライアントに良い影響を与え続けたい。そしてクライアントは私たちの知らない世界で良い影響を与えていく。その繋がりこそが世界をより良くしていくと本気で信じています。
求職者の皆様へ
私たち会計専門家にとっての価値は、会計基準や税法などの規制についてクライアントに最適なソリューションを提案することです。各規制の具体的内容については教科書やネットに載っています。
それでは教科書やネットに載っている内容だけで実務は動いているのでしょうか。答えはNOです。教科書やネットに載っている知識にプロフェッショナルとしての経験やノウハウを通わせることで、想いのこもったプロフェッショナルサービスになります。
想いのない知識はただの雑学です。健全な想いこもった知識は知恵となります。明日の世界を少しでも良くしたい。社会が私たち会計プロフェッショナルに何を求めているのか。20年間の専門家としてのキャリアの中での答えとして、この知恵を提供し続けることだと私は考えています。
求職者の皆様は、事務所規模や取扱い業種、税目や勉強時間の確保など様々な要素を踏まえながら求職活動を行っていらっしゃると思います。私もそうでした。
ボスに教えて頂いた専門家としての姿勢や業務の進め方は今でも私の財産となっています。求職者の皆様の輝かしい会計専門家としてのキャリアの中で思い悩むときもあるでしょう。
その時は、このインタビューが少しでも役に立っていただければ幸いです。
取材スタッフの所感
今回の取材では2名のスタッフにご協力いただき、前回とほぼ同様の所感になりそうなほどの、変わらない魅力を感じとることができました。スタッフ1名1名と真剣に向き合う新井代表の姿を再び見せていただき、想いを大事にする姿勢は強く人を惹きつけるのだと実感しました。
岩切様・島津様はそれぞれ立場こそ少々異なりますが、目指す将来像へひたむきに努力する姿を見せています。それは、想いを大切にする事務所に惹きつけられた、同じ想いを共有する人達の広がりを感じさせる出会いではないでしょうか。
さらに魅力を増した事務所で、皆様の想いがさらに大きく広がっていくことを応援しています!
ノウハウが知りたいなら
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投稿者情報
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異業種から会計業界へ転職を希望している方をはじめ、これから税理士や公認会計士を目指す未経験の方や、今までの税務・会計の知識・経験を活かして年収アップやスキルアップしたい方などを全力で支援しています。
その一環として、会計業界でお役に立つ情報をお届けするために10年以上記事を書いています。是非、会計業界で働く人が楽しく、知識を得られるような情報をお伝えできればと思います。
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