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税理士の登録費用・維持費用はこれだけかかる

これから税理士試験を目指すのであれば、合格後の手続きもある程度頭に入れておきましょう。税理士試験に合格しても、税理士としての登録を正式にするまでは税理士業務を行うことができません。この登録費用は意外と高く、あらかじめ想定しておかないと急な出費で苦しくなることも。また、税理士として働き続けるためには税理士会への登録もする必要がありますが、こちらは年会費もかかってきます。毎年払っていくものですので、しっかりと計算に入れておきましょう。ここでは、税理士として実際に働き始めるまでにかかる費用と資格を維持するための費用をわかりやすく紹介していきます。

☆税理士登録費用の内訳

税理士試験を合格した後にまずやらなければならないのが、日本税理士会連合会にある税理士名簿に名前を登録することです。これは税理士法第18条という法律で定められており、税理士名簿に登録していない者が税理士業務を行うことはできません。具体的には、氏名や生年月日、所属事務所の住所などが税理士名簿に記載されます。(※1)登録費用の内訳としては、登録免許税と登録手数料の大きく分けてふたつです。登録免許税は6万円、登録手数料は5万円となっています。登録免許税は国に納める国税であり、登録手数料のほうは登録の際にかかる事務手数料というイメージです。登録手数料のなかには人件費や証票交付式費用などの費用項目があり、詳細な内訳に関しては日本税理士会連合会の公式ホームページで確認することができます。これと同時に税理士会への登録もする必要がありますので、入会金と1年目の年会費がかかってくることになります。また、新規登録をする際には実務家として活動するための研修を受ける必要があり、この研修費用に関しても実費で支払う必要があります。研修費や研修の際に使用するテキスト代などをすべて合計すると、およそ5,000円程度を考えておくといいでしょう。このほか、将来的に返還はされるものの一時的に預託金を5万円支払う必要があります。

※1.【はじめて学ぶ税理士試験】税理士を名乗るには?

☆所属する税理士会の規模によって登録費用の金額が違う

登録の際には税理士会への登録をする必要があることは前述したとおりですが、これは1年目だけ出ていくというわけではなく年会費として毎年かかってくるものです。継続的な出費になるため、あらかじめどれくらいの費用が掛かるのかをざっくりと計算しておきましょう。税理士会というのは、全国を地域ごとに区分したブロック会と、ブロック会のなかでさらに細かく区分した支部会に分けられています。税理士として活動するためには、自分が所属するブロック会と支部会にそれぞれ年会費を払う必要があります。この年会費の金額に関しては、地域によって異なる金額が定められているため、一概に言うことはできません。さらに、年会費は年度によっても変化する可能性があるため、その都度確認をするようにしたほうがいいでしょう。具体的な金額を知るためには、各ブロック会と支部会に電話をして確かめてみるようにしましょう。

☆税理士資格の維持費用

税理士資格を維持するための費用としては、税理士会へ支払う年会費が当てはまります。すでに解説したように、年会費は所属する税理士会によって違うため、一律で考えることはできないのですが、ある程度の目安はありますので参考にしてみてください。どこの税理士会であっても1年目に必要なのは入会金と会館建設費で、合わせて5万円~6万円程度、毎年かかってくる年会費としては10万円程度です。これらを合計すると、2年目以降は約10万円が継続的にかかってくる費用であることがわかります。ちなみに、1年目にかかるブロック会費と支部会費については月割計算になります。どんな士業でも会費というものはかかってきますので、税理士だけが特別ということではありませんが、合格後に資格を維持するための費用はおおむね10万円~15万円と考えておけば十分でしょう。

☆税理士会に登録するメリットとは

ここまで税理士名簿への登録や税理士会への登録について見てきましたが、そもそも税理士会へ登録するメリットはなんなのでしょうか。まず、冒頭で解説したように、税理士会への登録をしなければ税理士という肩書を名乗って税務関連の業務を行うことはできません。(※1)そのため、税理士として活動することができるということ自体が税理士会へ登録することのメリットと言えるでしょう。このほかにも、税理士会へ登録することによって各種の研修などを格安で受講できるというメリットもあります。税理士は高度な専門知識を持ってクライアントと接するお仕事です。税理士試験に合格した段階で高度な専門知識は持っていることになりますが、税法や法律というのは年々変化するものです。会計処理に関する企業会計基準についても、IFRSなどへのコンバージェンスのため日々修正と改善が加えられています。これらの変化に対応し、税理士としての高度な専門知識を高い水準で保っていくためには、専門家同士の研修会が必須になってきます。研修会は税理士会によって開催され、外部からでも参加が可能なものもありますが、数万円から数十万円と高く大きな出費になります。しかし、税理士会に所属することで、これらの研修会へ格安で参加することができるのです。研修以外であっても、税理士会に所属していなければ入ってこない情報は多いといわれています。正しい知識でクライアントと接するためにも、こういった日々の勉強にかかる費用が軽減できるというのはとても大きなメリットと言えるでしょう。

※1.【はじめて学ぶ税理士試験】税理士を名乗るには?

☆まとめ

税理士として実際に活動を始めるまでにかかる費用は決して安いものではありません。登録費用がかさむ1年目に関しては、合計すると30万円近い金額がかかってきます。さらに、資格を維持するためにも税理士会への年会費を払う必要があるなど、あらゆる面でお金がかかってくることは事実です。しかし、これらの出費はすべて意味のあるものであり、税理士としての知識や活動を支えてくれるものです。税理士をはじめとする士業は、その道のプロとしてクライアントからの信頼を得ていかなければなりません。その信頼や期待に応えるためにも日々、スキルや知識に磨きをかけていきましょう。こういった手続きに関する知識を今のうちに身につけて、税理士試験の合格後、スムーズに実務の世界へ入っていく準備をしておきたいですね。

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