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公認会計士の年収は高い?それほどでもない?

会計にまつわる業務のスペシャリスト「公認会計士」。国家資格であり難関資格のひとつに数えられる資格です。有資格者しか就けない仕事はほかにもいろいろありますが、こういった仕事はその専門性の高さから高収入であることが一般的であり、公認会計士も例外ではありません。もちろん公認会計士と一口に言っても経験年数や役職などによって収入は変わります。監査法人などで働くか、あるいは独立して個人事務所を開くか、など働き方によっても変わりますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

☆公認会計士の平均年収額はどれくらい?

公認会計士の資格試験は年齢や学歴など一切関係なく誰でも受けることができます。大学や専門学校に行かなくても独学で取得を目指すことも可能な資格なのです。しかし非常に難易度が高く一般的に資格取得まで2~4年程度はかかるといわれています。(※1)2006年以降、その合格率は10%前後で推移しています。(※3)そして資格試験に合格しても、すぐに公認会計士としてのキャリアをスタートさせられるわけではありません。合格後に「実務補修」を1~3年かけて行い、「業務補助など」も2年以上行う必要があるのです。それらを終えて修了考査に合格し初めて公認会計士の登録手続きができるようになります。公認会計士として収入を得られるのはこのあとからですが、実は「業務補助など」でも給料をもらうことができます。「業務補助など」とは監査法人などに1社員として就職し業務の補助をしたり財務に関する監査などの実務に従事したりすることをいいます。(※1)大手監査法人なら年収600万円ほど中小でも年収500万円ほどをもらいながら資格取得に必要な要件を満たすことを目指します。(※2)そして無事資格取得を果たし監査法人などで公認会計士として働き始めると年収はぐんとアップします。30代で平均年収750万円前後、40代なら900万円前後、50代になると900万円強となり、60代以上になると1,000万円を超える程度が相場です。これは平均の数字ですので若いうちから年収1,000万円に達する人もいます。勤める事務所の規模や働き方によって多少差は出ますが、高収入といえる水準にあるといえるでしょう。ちなみに労働時間は平均して月に156時間、残業は15時間程度です。土日休みと仮定し週5日×4週で計算すると1日あたりの労働時間は8.5時間ほどです。

※1【StartPage!公認会計士試験】公認会計士になるには

※2【給料Bank】公認会計士【独立開業・業務補助実務補修】の給料年収手取りや監査法人の年収比較

☆高めの給与がもらえる公認会計士の仕事の種類は?

監査法人などに勤める場合には役職が上がれば給料もそれに応じて上がっていきます。年代が上がるにつれ平均年収が上がるのはそのためです。監査法人で働くとなると主な仕事は監査業務になります。監査業務とはクライアントが作成した「財務諸表」を検証し、その情報が適正か不適正かを判断する仕事です。財務諸表は経営内容を伝えるもので投資家にとって投資をするかどうかの重要な判断材料になります。そのため、すべての上場会社はその作成と監査が法律によって定められています。また上場会社だけでなく政党や学校法人といった団体も財務諸表の公開とその監査が求められます。(※3)公認会計士はこれらの会社や団体の監査を行っていきますが、一般的には1年をかけて監査を進めていきます。四半期ごとにレビュー報告書を作成し期末考査に向けて準備していくのです。(※4)公認会計士の大部分はこういった監査法人に属しキャリアを重ねていきます。ほかにも一般企業の経理担当や財務・財務会計担当として働く人もいますが、平均年収は監査法人で働いている人の方がやや高いようです。また独立して個人事務所を持ったりコンサルタントとして働いたりすれば収入を増やすことも可能です。自分次第で年収1,000万~2,000万円も夢ではない職業といえます。
※3【日本公認会計士協会】公認会計士監査とは

※4【日本公認会計士協会】監査業務の1年

☆公認会計士のボーナス額はどれくらい?

監査法人などに属する場合には一般企業と同じようにボーナスも支給されます。給料が高いだけにボーナス額も大きくなることが多く2015年の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によれば平均147.8万円となっています。同年の上場企業の平均ボーナス額が約115万円ですので高収入といえるでしょう。リーマン・ショック後の2009年のボーナス平均額は182.7万円、東日本大震災のあった2011年でも125.6万円ですから、多少景気の波に左右されることはあっても、基本的には高い水準を保っています。一般的には所属する監査法人や事務所の規模が大きくなればなるほどボーナス額は増える傾向にあります。在籍者数が10~99人の場合、平均ボーナス支給額は110.7万円、100~999人になると174万円、そして1,000人を超える大規模な企業の場合は207万円ものボーナスが支給されています。(※5)通常の収入に加えてこれだけの金額のボーナスが支給されるのですから、高収入と言われるのもうなずけます。
※5【年収ガイド】公認会計士の年収・給与・ボーナス(賞与)・生涯年収のすべてがわかるページ

☆一生公認会計士として働いたらどれくらい稼ぐことができる?

一般企業のサラリーマンよりも高収入が望める公認会計士ですが、定年まで勤め上げたらどれだけ稼げるのでしょう。賃金構造基本統計調査の数字をもとに企業規模ごとに生涯年収を計算してみました。なお大学を出てから資格を取得し25~60歳の35年間働いたと仮定して計算しています。
・小規模事務所(10~99人)
平均年収はボーナスも含め594.3万円です。生涯年収は594.3万円×35年=約2億800万円です。
・中規模事務所(100~999人)
この規模の場合、平均年収は963.6万円です。963.6万円×35年=3億3,726万円が生涯年収になります。
・大規模事務所(1,000人~)
中規模事務所よりやや平均年収額は下がり、879万円となっています。これに35年をかけると、生涯年収は3億765万円になります。
ここで示した数字はあくまで平均をもとに算出したものです。これ以上稼ぐ人もいれば、反対にこれより小さい数字になる人もいます。公認会計士のキャリアは自分次第でいろいろと選択肢が広がりますから、必ずしも全員の生涯年収がこれにあてはまるわけではありません。しかし逆に言えば、平均でもこれだけの金額をもらえるのですから、やはり高収入な職業だといえるのではないでしょうか。

☆会計の専門家・公認会計士という仕事が持つ魅力とは?

このように公認会計士の仕事は生涯にわたって高収入が期待でき、安定性という点で優れているといえます。小規模な事務所でも生涯年収は2億を超えますから安定した生活を送りつつ老後に備えることもできるでしょう。監査業務は公認会計士のみに許される仕事であり今後も一定の需要がある資格といえます。景気にも左右されにくい仕事ですので安定性は抜群です。また監査業務は日本の資本市場が健全に運営されていくために非常に重要な業務です。適切な監査が行われなければ市場に混乱を招くような事態も起こりかねず、大きな責任が伴う仕事です。しかし、そのスケールの大きさにやりがいを感じる人も多いかもしれません。今後も一定のニーズはある仕事と考えられますが、2000年以降は公認会計士の合格者数が急激に増え、監査法人への就職難がささやかれその安定性が危ぶまれる声もあります。(※6)確かに資格保有者数が増えたのに監査法人の数が増えなければ、職にあぶれてしまう人が出ると推測されるのも無理はありません。しかし、もはや公認会計士の仕事は監査業務だけに留まらず、さまざまな分野でその活躍が期待されています。たとえば上場を目指す企業の株式公開に向けての支援をしたり、海外進出を計画している企業に対して国際財務について指導をしたりといった業務も公認会計士の仕事です。(※7)いずれの場合も基本的には数字相手の仕事ではありますが、その中でいろいろな可能性を見つけることができるのが公認会計士の魅力です。自分のこれまでの経験や、これからどんな将来を思い描いているのかによってキャリアはいかようにも変えられます。また、この業界は実力勝負の世界です。性別や学歴などに差別されることなく自分自身の実力を試せる環境があります。女性の場合は妊娠や出産がキャリア形成に影響を及ぼすことがありますが、公認会計士はやり方次第で両立を目指せます。(※8)キャリア志向が強い人にとっては、働きやすい環境があり、その点について魅力を感じる人もいるでしょう。
参考URL
※6【資格情報サイトCareer Garden】公認会計士になるには

※7【公認会計士協会】公認会計士の魅力を紹介します!

※8【公認会計士資格★合格クレアール】【特集 会計士の魅力】「会計士の仕事の魅力と目指すメリット」あずさ監査法人

☆まとめ

公認会計士の仕事は専門性が非常に高く一般企業のサラリーマンよりも高収入であることが多い傾向です。働き方や勤続年数によって収入は変わりますが、平均年収は700~900万円ほどです。この数字はあくまで平均ですので、これ以上に稼いでいる人も中にはいます。業務内容は主に企業や団体の監査業務で財政諸表に誤りがないか丁寧に調査をしていきます。正確な財政諸表の発表はその企業や団体にとってだけでなく日本の経済にとっても重要なことです。公認会計士はその重要性を自覚し責任を持って真摯に業務に取り組むことが求められます。数字に強いだけでなく責任感や正義感が求められる仕事といえるでしょう。また監査業務以外にも公認会計士の活躍の場は多数あります。チャレンジ精神を持ち、さまざまな業務に挑戦していく中でキャリアアップも目指せますので上昇志向の強い人にはやりがいのある仕事といえるのではないでしょうか。
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